[IMS]タブ

Strobe AdvisorのIMSレポートには、DL/I要求別活動レポートが表示されます。このレポートには、IMS DL/Iサービスの要求を開始したトランザクション、モジュール、セクション、PSB名ごとに、CPU時間と待ち時間が示されます。またこのレポートには、トランザクション、モジュール、セクション、およびPSB内の各DL/Iコールの詳細情報やパラメーター リストも含まれます。

IMS MPRはトランザクションを持つ唯一のレポートであるため、Strobe AdvisorはIMS MPRのレポートのみを作成します。DLBとBMPにはトランザクションがありません。

画面の上部にある をクリックすると、このレポートとプロファイルに対するメモを作成できます。作成されるメモはレポートに固有で、このレポートとプロファイルからのみアクセスできます。他のユーザーがメモを編集することも可能です。

レポートには、合計DL/I実行回数も含まれます。

トランザクション リボン上の をクリックすると、DL/I要求別活動レポートが表示されます。

レポート詳細

  • [トランザクション]は、特定のモジュール、セクション、およびPSB内の活動に関連するCICSまたはIMSトランザクションです。

  • [モジュール]は、CPU活動を示すDL/I要求を行ったトランザクションによって使用されたDL/Iアプリケーションの名前です。

  • [セクション]は、CPU活動を示すDL/I要求を行ったモジュール内の制御セクションです。

メモ:モジュール名またはセクション名が8文字を超える場合、Strobeは8バイトの識別子であるトークンを生成します。トークンは、モジュール名またはセクション名の最初の4文字、ハイフン(-)、およびその名前の最後の3文字で構成されています。トークンとロングネームを照合するには、トークン-ロングネーム相互参照レポートを参照してください。

  • [PSB]は、アクティブ モジュールが使用したプログラム仕様ブロックです。

  • [DL/I実行回数]は、実行回数を定義します。

  • [DL/I平均サービス時間(秒)]は、平均サービス時間です。

  • [単独CPU %]は、並行するCPU実行または他の入出力活動がない場合の、トランザクション内のモジュールやDL/I要求で使用されたCPU時間のパーセンテージです。

  • [合計CPU %]には、トランザクション内のモジュールまたはDL/I要求で使用されたCPU時間が、測定対象のジョブ ステップで実行されたプログラムの全CPU使用時間に対するパーセンテージとして表示されます。

  • [待ち %]には、トランザクションのモジュールまたはDL/I要求で使用された待機時間が、測定対象のジョブ ステップで実行されたプログラムの全処理時間に対するパーセンテージとして示されます。

トランザクション名の隣の をクリックすると、以下の追加情報が表示されます。

  • [行番号]は、モジュールがインデックス付けされている場合に表示される、DL/I要求に関連するアプリケーション行番号です。それ以外の場合、このフィールドはブランクになります。

  • [プロシージャー名前]は、モジュールがインデックス付けされている場合に表示される、DL/I要求に関連するプロシージャー名です。それ以外の場合、このフィールドはブランクになります。

  • [要求ロケーション]には、アプリケーション プログラムでのDL/I要求の位置が、16進表記で表示されます。

  • [DL/I関数]は、要求されているDL/I関数を識別します。詳細についてはここをクリックしてください。

  • [SSA](セグメント検索引き数)には、以下の情報が表示されます。

    • セグメント検索引き数には、セグメント名が表示されます。このあとに、コマンド コード、フィールド名の仕様、関係演算子、および式の残りの部分を表す疑問符(?)がオプションで表示されます。

    • フィールド検索引き数には、キーまたは検索フィールド名が表示されます。このあとに、コマンド コード、フィールド名の仕様、関係演算子、および式の残りの部分を表す疑問符(?)がオプションで表示されます。

  • [PCBタイプ]は、現在のDL/I要求によって参照されたプログラム制御ブロックのタイプです。値は以下のとおりです。

    • I/O-IOPCB I/Oプログラム制御ブロック

    • DB-DBPCB データベース プログラム制御ブロック

    • ALT-代替プログラム制御ブロック

  • [PCB 名前/ラベル]は、DL/I要求で参照されたプログラム連絡ブロックの名前またはラベルです。

  • [資源名前]は、DL/I要求の実行に使用されたIMS資源です。資源のタイプは、PCBタイプによって以下のように異なります。

    • データベースPCBの場合は、データベース記述子(DBD)の名前になります。

    • 入出力PCBの場合は、ブランクになります。

    • ALTERNATE PCBの場合は、変更可能な代替PCBではMODIFY、変更できない代替PCBでは固定の宛先名になります。

    • [実行回数]は、DL/Iコールの実行回数です。

    • [平均サービス時間(秒)]は、トランザクションの平均サービス時間(秒)です。サービス時間は、トランザクションが領域内で処理されている時間または処理待ちをしている時間を表しています。

    • [単独CPU %]は、並行するCPU実行または他の入出力活動がない場合の、トランザクション内のモジュールやDL/I要求で使用されたCPU時間のパーセンテージです。

    • [合計CPU %]には、トランザクション内のモジュールまたはDL/I要求で使用されたCPU時間が、測定対象のジョブ ステップで実行されたプログラムの全CPU使用時間に対するパーセンテージとして表示されます。

    • [待ち % ページ]には、並行するCPU実行または他の入出力活動がない場合の、トランザクションのモジュールまたはDL/I要求で使用された待機時間のパーセンテージが示されます。

    • [待ち % 合計]には、トランザクションのモジュールまたはDL/I要求で使用された待機時間が、測定対象のジョブ ステップで実行されたプログラムの全処理時間に対するパーセンテージとして示されます。

分析のヒント

以下の点を考慮しながら、セグメント検索引き数カラムの値を検証します。

  • アプリケーションがデータベースの設計を適切に使用しているかどうか(たとえば、検索フィールドの代わりに既存の2次索引フィールドを有効に利用しているかどうか)

  • コマンド コードがデータベースの設計で提供されたポインターを有効に利用しているかどうか

  • 関係演算子が適切であるかどうか(たとえば、資源消費の少ない構文の代わりにNOT EQUALを使用すると、データベースで広範囲な検索が行われます)