CSFVCAPC

CSFVCAPCは、CRYPTOプロセッサーを呼び出すための、IBM z/OSのスペース切り替えPCサービス ルーチン フロントエンドです。

CSFNCRNGは、CRYPTOサービスを要求するときにユーザーによって呼び出される、z/OS ICSFシステムの基本モジュールです。

暗号化作業負荷が完了すると、CSFVCAPCは割り振られたすべての資源を解放し、呼び出し側に制御を戻します。

ヒント

CSFVCAPCで大量のCPU時間が費やされている場合、CRYPTOプロセッサーが繰り返し呼び出されていることを示す可能性があります。この場合は、通常、PAUSE/RELEASEサービスが使用され、IEAVEPS1で大量の待ち時間が発生しています。

ICSF(接頭部がCSFのモジュール)の場合、待ち時間は通常CRYPTOプロセッサーのものです。  使用されているすべてのCSFモジュールを調べ、使用されているCRYPTOサービスのタイプを確認してください。  CRYPTOプロセッサーに対するユーザー待ち行列がある可能性があるため、待ち時間はCRYPTOユーザーの負荷、CRYPTOプロセッサーの速度と数によってさまざまです。

詳細については、ICSFのドキュメントを参照してください。

IBM社の『Authorized Assembler Services Reference』のIEAVPSE(Pauseサービス)およびIEAVRLS(Releaseサービス)の説明を参照してください。

参考資料

IBM社のz/OS ICSFドキュメント:

  • 『z/OS ICSF System Programmer’s Guide(SA22-7520)』

  • 『z/OS ICSF Application Programmer’s Guide(SA22-7522)』

IBM社のz/OSドキュメント:

  • 『z/OS MVS Programming: Authorized Assembler Services Reference, V2(SA22-7610 )』