IEAVXSTK

IEAVXSTKは、SQL API論理ログ要求などの仮想記憶間コールで呼び出されます。MVSアドレス スペースが別のアドレス スペースでコードを実行する必要がある場合、仮想記憶間コールが必要です。DB2およびIMSアプリケーションは仮想記憶間サービスを使用して、ほとんどのデータベース操作に対してデータベース アドレス スペース内でコードを実行します。

ヒント

IEAVXSTKで大量のCPUが使用される場合、DB2処理と関連している可能性があります。DSNTIPJインストール パネルのIRLMロック マネージャー オプション(CROSS MEMORY=NOとCROSS MEMORY=YES)は、DSNZPARMオプションです。ここでは、PC=NO/YESを選択できます。この設定は、IEAVSTKに起因するCPU時間に影響します。

PC=NOを選択すると、IEAVXSTKのCPU使用時間が軽減されます。この方法では、ECSAにIRLMロックを設定し、ECSAの仮想記憶域をさらに要求して私用アドレス スペースのサイズを減少させ、要求されるプロセッサー時間は削減します。

PC=YESを選択すると、IRLMロックはIRLMアドレス スペースの私用域に設定されます。この方法により、ECSA記憶域への要求が軽減されるという利点があります。ただし、記憶域間活動とIEAVXSTKのCPU使用時間が増加します。

参考資料

IBM APAR II06483、Q592927

『IBM Database 2 Version 2, Administration Guide, Volume III, Release 3(SC26-4374-02)』(March 1992)