DSNWVSR1

モジュールDSNWVSR1は、資源管理アカウンティング タイミング ルーチンとして使用されます。このモジュールは、アカウンティング トレースのクラスのイベントを収集、追跡、またはトレースします。アカウンティング クラス2、3がアクティブになる際、このモジュールのCPU消費量は変動することがあります。追跡するイベントが増えると、このモジュールが使用する資源も増えます。たとえば、各同期入出力によって、追跡の必要がある待ちイベントが発生します。この場合、バッファー プール全体のヒット率を向上させると、入出力の数が減少し、追跡されるイベントの数も減少します。ロック/ラッチの停止についても同様です。通常、このモジュールに起因するCPU時間は多くはありません。

ヒント

パフォーマンス情報の収集には、アカウンティング クラス1と、統計クラス1、3、および4を使用することをお勧めします。このトレースの組み合わせにより、オーバーヘッドの負担は2~5%程度になります。

アカウンティング クラス2と3は、追加のトレース イベントを起動させますが、大量のCPUオーバーヘッドが発生します。ただし、プランの制約を指定しても、アカウンティング クラス2のトレースには影響しません。

参考資料

『IBM Db2 for OS/390, Messages and Codes(GC26-8979)』

『IBM Db2 for OS/390, Application Programming and SQL Guide(SC26-8958)』

『IBM Db2 for OS/390, Administration Guide(SC26-8957)』