プログラムCPU使用
プログラムCPU使用レポートには、測定対象プログラムまたはサブシステムの各モジュール内でアクティブだった各制御セクションのCPU使用時間の分布状況が示されます。
各制御セクションによって使用されるCPU時間は、測定対象のジョブ ステップで使用される全CPU時間に対するパーセンテージとして表示されます。つまり、表示されるすべての制御セクションのCPU使用時間のパーセンテージを合計すると100になります。
このレポートでは、すべてのシステム サービス ルーチンが、疑似モジュール .SYSTEM内の適切な名前の疑似セクションに機能別にグループ化されます。対象プログラムまたはサブシステムのロード モジュールに含まれるコンパイラー ライブラリー ルーチンは、適切な名前の疑似セクションにライブラリー別にグループ化されます。たとえば、COBOLライブラリー ルーチンは、セクション名.COBLIBで表示されます。アプリケーションがRES指定でコンパイルされた場合、モジュール名は .SYSTEMになります。
ユーザーがコーディングしたルーチンはすべて、疑似モジュール.USER内に表示されます。NORESオプション指定でコンパイルされたコンパイラー ライブラリー ルーチンは、この疑似モジュールの見出しの下にモジュール名と共に表示されます。
制御セクションがインデックス付けされていない場合には、このレポートには、コード ブロック(パフォーマンス プロファイルの作成時に指定されたレポート分解単位と同じバイト数の領域)内の活動が表示されます。各コード ブロックは、その開始位置と長さで示されます。
プログラムがインデックス付けされている場合には、このレポートには、プログラミング言語で指示されたプロシージャー境界内の活動が表示されます。
例外:[詳細ベースライン]の値に達しないアプリケーション プログラムまたはソースが提供されていないアプリケーション プログラムについては、ソース サポートは提供されません。
データの表示方法には、ツリーマップが使用されます。
レポート詳細
[分解単位]ドロップ ダウン リスト ボックスから分解単位を選択し、プログラムCPU使用レポートの表示を調整します。コード ブロック(バイト)の値を変更すると、レポートの分解単位が調整されます。大きなコード ブロック サイズを使用すると、より一般的なCPU活動の表示が可能になります。小さなコード ブロック サイズは、より具体的なCPU活動を表示します。コード ブロックのデフォルトは2バイトです。調整されたコード ブロックの値は、セッションが終了するか別の値が選択されるまでそのまま保持されます。
[疑似モジュール]または[疑似セクション]は、アクティブな疑似エンティティーの名前です。
[説明]は、疑似エンティティーの機能についての簡単な説明です。
[CPU % 結合]は、[CPU % 関連付け済み]と[CPU % 合計]の合計です。関連付け済みカラムの値と合計カラムの値を合計します。
[CPU % 関連付け済み]は、その行のエンティティーの代わりに呼び出されたすべてのシステム サービスのCPUパーセンテージの合計を示します。このカラムには、呼び出されてオーバーヘッド ルーチンとなったCPU活動やStrobeによって属性がこのコード行に戻されたCPU活動が表示されます。たとえば、INSPECT行がIGZCINS1ルーチンを呼び出すと、このルーチンはこのカラムに表示されます。
[CPU % 実行] 注目している項目によって消費されたCPU使用量が表示されます。
疑似エンティティーの隣のをクリックすると、以下の追加情報が表示されます。
[モジュール]には、アクティブ モジュールの名前が表示されます。
メモ:
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CICS環境で実行された.USERプログラムについては、をクリックして修正要求ファイルをエクスポートできます。このファイルをTopaz Workbenchにインポートして、iStrobeによって識別されたパフォーマンスの問題を解決できます。
モジュール名またはセクション名が8文字を超える場合、Strobeは8バイトの識別子であるトークンを生成します。トークンは、モジュール名またはセクション名の最初の4文字、ハイフン(-)、およびその名前の最後の3文字で構成されています。トークンとロングネームを照合するには、トークン-ロングネーム相互参照レポートを参照してください。
[RMODE]は、モジュールが通常16MB境界(24)の下に常駐するものか、または16MB境界を超える(ANY)可能性があるかどうかを示します。モジュールが汎用オブジェクト ファイル形式(GOFF)で分割されたRMODEモジュールの場合、このカラムにはSPLITという値が表示されます。
[説明]は、モジュールの機能についての簡単な説明です。
[インターバル サイズ]には、このエントリー行の対象となっている領域の長さが、10進表記のバイト数で示されます。
モジュール名の隣のをクリックすると、以下の追加情報が表示されます。
[セクション]は、アクティブ制御セクションの名前です。
[言語]は、測定対象のプログラムが記述された言語です。
[説明]は、セクションの機能についての簡単な説明です。
セクションの隣のをクリックすると、以下の追加情報が表示されます。表示される追加情報は、測定対象のアプリケーションの環境(コードがインデックス付けされているかどうかや、パフォーマンス プロファイルの作成方法など)に応じて異なります。
[コード ブロック開始インターバル]と[コードブロック開始ソース リスト テキスト]
[行番号]は、インデックス付けされたプログラムに対し、コンパイラーがソース プログラムの行に割り当てた行番号です。
[ソース テキスト]は、インデックス付けされたプログラムの行番号と関連するステートメント テキストです。 詳細についてはここをクリックしてください。
[場所]には、制御セクションの先頭に相対する領域の最初の記憶位置が、16進表記で示されます。
[インターバル サイズ]には、このエントリー行の対象となっている領域の長さが、10進表記のバイト数で示されます。
行番号の隣のをクリックすると、前のレベルで識別された位置で呼び出されたサービスが表示されます。 詳細についてはここをクリックしてください。
分析のヒント
下線の付いたモジュール名をクリックすると、詳細な説明とパフォーマンス向上のヒントが表示されます。
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