DFSECP20

DFSECP20は、BMP環境制御プログラムです。IMS DL/I領域や制御領域とは対照的に、BMP領域では一部の機能、チェックポイント、再始動、GSAMがモジュールによって処理されます。DFSECP20は、各モジュールとのインターフェースとして機能します。

DFSECP20は、プログラム要求処理プログラムDFSPR0X0によって呼び出されます。コールがXRSTコールで再始動要求の場合、拡張再始動モジュールDFSZSR00が呼び出されます。コールがCHKPまたはSYNCコールの場合、GSAMコントローラーDFSZDC00が呼び出されます。コールが拡張チェックポイントの場合、拡張チェックポイント モジュールDFSZSC00が呼び出されます。GSAM PCBに対するコールの場合、GSAMコントローラーDFSZDC00が呼び出されます。各モジュールはすべてBMP領域内に存在します。制御は最終的にプログラム要求処理プログラムに戻ります。

DFSECP20には、もう1つ機能があります。BMP PARMでNOSPIEオプションが指定されている場合、DFSECP20はユーザーSPIEを削除します。このモジュールは、コール完了後のセカンド パスでプログラム要求処理プログラムによって呼び出されます。ユーザーSPIEが存在していた場合は復元されます。

ヒント

通常、DFSECP20のIMS BMPジョブでのCPU使用量は多くはありません。ただし、以下の2つの例外があります。

チェックポイントの頻度が高い場合、このモジュールでは一定のCPUが使用されます。

NOSPIE PARMが指定され、呼び出し側アプリケーションにユーザーSPIEが存在し、大量のDL/Iコールを実行する場合、大量のCPUを使用する可能性があります。このモジュールとSVC 109で、非常に多くのCPUが使用される可能性があります。アプリケーションからSPIEを削除できるか、NOSPIE PARMを削除してアプリケーションがSPIE条件に対応できるか確認してください。

参考資料

詳細については、IMSのSVSOURCEライブラリー データセットを参照してください。IMSシステム プログラマーにお問い合わせください。