CSFNCRNG

CSFNCRNGは、ICSF CSNBRNG APIコールを実行するIBM z/OSのICSFルーチンです。

CSFNCRNGは、CRYPTOサービスを要求するときにユーザーによって呼び出される、z/OS ICSFシステムの基本モジュールです。

ヒント

大量のCPU時間が使用されている場合、CSNBRNG APIコールの結果が長い乱数になっていることを示す場合もあります。  結果の長さは最大で8,192バイトです。

CSFNCRNGで大量の時間が費やされている場合、CRYPTOプロセッサーが繰り返し呼び出されていることを示す場合もあります。この場合は、通常、PAUSE/RELEASEサービスが使用され、IEAVEPS1で大量の待ち時間が発生しています。

ICSF(接頭部がCSFのモジュール)の場合、待ち時間は通常CRYPTOプロセッサーのものです。  使用されているすべてのCSFモジュールを調べ、使用されているCRYPTOサービスのタイプを確認してください。  CRYPTOプロセッサーに対するユーザー待ち行列がある可能性があるため、待ち時間はCRYPTOユーザーの負荷、CRYPTOプロセッサーの速度と数によってさまざまです。

詳細については、ICSFのドキュメントを参照してください。

IBM社の『Authorized Assembler Services Reference』のIEAVPSE(Pauseサービス)およびIEAVRLS(Releaseサービス)の説明を参照してください。

参考資料

IBM社のz/OS ICSFドキュメント:

  • 『z/OS ICSF System Programmer’s Guide(SA22-7520)』

  • 『z/OS ICSF Application Programmer’s Guide(SA22-7522)』

IBM社のz/OSドキュメント:

  • 『z/OS MVS Programming: Authorized Assembler Services Reference, V2(SA22-7610 )』