IEFRDER*

IEFRDERは、DL/I領域でデータベースを更新するIMSのログ カードです。IEFRDERは、データベース回復制御領域(DBRC)で強制的にダミー解除されることがありますが、ジョブ ステップでデータベースの更新方法を宣言すると抑止されます。IMS 1.3では、テープのログ機能はDASDのログによって置き換えられました。IEFRDERとIEFRDER2では、テープとDASDの組み合わせになっている場合があります。

DASDのログ機能は、オンライン ログ データセット(OLDS)と先行書き込みログ データセット(WADS)という、2種類のファイルを要求します。基本的に、OLDSファイルはテープ ログに類似しています。WADSファイルは、以前のIMSディスク ログ機能から提供された機能を受け継ぎ、拡張させたものです。

ヒント

WADSは重要なデータセットであるため、アクセスに問題がないストリングおよび非常に高度なパフォーマンスを持つDASD上の専用パックに配置する必要があります。これらのデータセットは、キャッシュされたDASD装置に割り振らないでください。

資源要求分布レポートでは、IEFRDERへの入出力数がEXCPカラムに表示されます。DBRCが頻繁に要求するためIEFRDERがダミー解除された場合、更新の呼び出しに大量のCPU時間が使用されます。[実行時間のパーセント CPU待ち原因]カラムには、そのファイルによって発生した待ちのパーセンテージが示されます。待ちのパーセンテージが高く、テープではなくDASDにIEFRDERがある場合は、入出力装置使用レポートのシリンダー詳細を参照し、呼び出しが基本的にランダム(多数のGet Unique [GU])であるかどうかを判別します。呼び出しが基本的にランダムになる場合は、バッファーの追加が有効である場合があります。