SVC 008

SVC 008は、LOADマクロによって発行されるタイプ2のSVCです。このマクロは、LOCALロックとCMSロックを獲得し、ロード モジュールCSVLOADのプログラムIGC008を呼び出します。SVC 008は、指定されたロード モジュールのコピーが仮想記憶域内または領域内に存在することを確認します。コピーがリンク パック域にプリロードされていない場合は、ジョブ パック域にあることを確認します。

ヒント

SVC 008のCPUと待ち時間のパーセンテージは、1%未満に抑える必要があります。ただし、1分未満の非常に短いステップの場合は例外です。大量の処理または待ちが発生している場合は、モジュールが繰り返しロードされている可能性があります。アプリケーションのパフォーマンスを向上させるためには、属性レポートを参照してSVCの発行元を特定し、この活動を減少できるかどうかを調べます。複数回呼び出されるモジュールについては、モジュールが再使用できるようにリンクされていることを確認します。可能な場合は、プログラムを静的にリンクエディットして単一のロード モジュールにし、動的なロードを回避します。

参考資料

『IBM z/OS MVS Diagnosis Reference』

『IBM z/OS MVS Programming Assembler Services Reference Vol. 2』

『IBM z/OS MVS Programming Authorized Assembler Services Reference Vol. 3』