CICSリージョン中断

CICSリージョン中断レポートには、Strobeの測定セッション中に、中断やディスパッチ遅延がトランザクション リージョンにどのように影響したかが、クラス別に表示されます。各クラスについて、トランザクションの中断を発生させた資源が示されます。

Strobeは、平均トランザクション中断時間がRLIBASEの値を下回るすべてのクラスのレポート データを擬似クラス .COMPRESに圧縮します。これは、レポートの最後の詳細行として表示されます。

トランザクションの平均中断時間が、リージョン レベルのしきい値を下回る場合には、その原因となる資源は報告されません。レポートは、擬似クラスの .NONCICSおよび .COMPRESを除き、報告されたすべてのクラスに対して生成されます。

レポート詳細

[リージョンの中断時間]タブ

  • [トランザクション ベースライン(秒)]には、パフォーマンス プロファイルの作成時に指定されたベースラインしきい値(00.001~99.99秒)が表示されます。平均中断時間がこのしきい値を下回る中断カテゴリー クラスと資源は、すべてレポートから抑止されます。しきい値を満たす資源がない場合、このレポート自体作成されません。

  • [中断時間-パーセント]には、対象の資源が原因でリージョンが中断状態になった時間の割合、または中断カテゴリー クラスが原因でリージョンで実行中のトランザクションが中断状態になった時間の割合が表示されます。

  • [中断時間-平均(sec/tx)]には、資源が原因でリージョンが中断状態になった平均時間、または中断カテゴリー クラスが原因でリージョンで実行中のトランザクションが中断状態になった平均秒数が表示されます。

[CICSリージョン中断]タブ

  • [中断カテゴリー クラス]には、中断状態だったクラスの名前が表示されます。このカラムの値には、2つの疑似セクション(.NONCICS.DELAY)が使用されます。

  • [資源タイプ]には、中断の原因であるクラス タイプの資源タイプが表示されます。

  • [資源名前]には、中断の原因であるクラス タイプの資源の名前が表示されます。

  • [説明]には、資源の機能記述子が表示されます。

分析のヒント

  • 下線の付いた資源タイプまたは名前をクリックすると、IBMの『Problem Determination Guide』に基づくパフォーマンス向上のための情報が表示されます。

  • CICSパフォーマンス プロファイルの詳細については、「CICSアプリケーションのパフォーマンス分析」を参照してください。