SVC 006

SVC 006は、LINKマクロによって発行されるタイプ2のSVCです。このマクロは、LOCALロックとCMSロックを獲得し、ロード モジュールCSVLINKのプログラムIGC006を呼び出します。

LINKは、要求されたプログラムの使用可能なコピーを取得し、ディスパッチャーが制御をプログラムへ転送するために必要な制御ブロックを構築します。要求されたプログラムが実行されると、LINKマクロの発行元に制御が戻されます。

ヒント

SVC 006で大量の処理が行われたり待ち時間がある場合は、動的呼び出しが繰り返し行われている可能性があります。属性レポートを参照して、プログラム内のLINKの発行場所を特定します。発行元がアセンブラー プログラムである場合、より効率的なサブプログラムの呼び出し方法がないかを調べます。呼び出し方法の例としては、LOADの次にBALRを使用する方法があります。

参考資料

『IBM z/OS MVS Diagnosis Reference』

『IBM z/OS MVS Programming Assembler Services Guide』

『IBM z/OS MVS Programming Assembler Services Reference Vol. 2』