IDMSLRF

IDMSの論理レコード機能は、プログラマーにデータベース ビューを表示します。これにより、論理レコードを1つのビューから1つまたは複数のデータベースに構築できます。データベース管理者は、プログラムの論理レコード要求によって影響を受けるデータベース レコードはどれか、どのデータベース アクセス ステートメントがパスで実行されるのか、関係するデータベース レコードへどのような変更を行うべきかを決定します。

IDMS/Rモードの操作では、1つのDBMSを共用する複数のアプリケーション プログラムを同時に実行できます。プログラム障害が発生した場合の自動回復機能も備わっています。LRFはIDMS/Rツールで、データベースのプログラミングを容易にし、単一レコード内のデータ フィールドと同様に複数のデータベース レコード内のフィールドにアクセスできます。LRF(非ナビゲーショナル プログラミングとも呼ばれる)では、選択基準を指定できます。これにより、論理レコード要求(論理レコードの検索、削除、変更、保存など)を1つコーディングすることで、必要なレコードだけにアクセスできます。非ナビゲーショナル プログラミングの環境では、簡単で効率的なデータベース アクセス方式が利用できます。

ヒント

CPUが大量に使用されている場合、データベース管理者はアクセス パスのパフォーマンスを向上させる必要がある場合があります。以下の2つの論理レコード機能(LRF)レポートは、アプリケーション プログラマーにとって役立つものです。

  • LRDEFSはレコードをリスト表示し、すべてのフィールドの定義とすべてのDBAコメントを提供します。DBAコメントは、操作に対する制限、選択基準、要求された操作の結果を示すパス状態などに関するものがあります。

  • LRPATHは、アプリケーションの設計を支援するDBA定義のパス グループおよび論理レコードに関連するすべてのレコードをリスト表示します。

参考資料

『IDMS-DB/DC Programmer's Guide』(Cullinet, Release 10.0)