DFSISMN0
DFSISMN0は、IMS内の記憶マネージャーの1つです。IMSオンライン環境で、特定のプール セットを対象に記憶域を管理します。プールとそのIDは、以下のとおりです。
· CESS-共通外部サブシステム プール
· CIOP-通信入出力プール
· CWAP-通信作業プール
· DBWP-データベース作業プール
· DMB-DMBプール
· DPSB-DLISAS領域PSBプール
· EPCB-拡張PCBプール
· HIOP-通信入出力プール(高位メモリー内)
· MFBP-MFSバッファー プール
· PSB-CSA PSBプール
· PSBW - PSB作業プール Work Pool
· QBFL-待ち行列管理ローカル待ち行列バッファー
· QBUF-待ち行列管理プール
· WKAP-メイン プール
モジュールDFSIINS0は、IMSの初期化中に各プールを作成します。DFSISMN0はIMSによる処理中に呼び出されて、各プール内のバッファーを取得および解放します。
各プール内で、割り振られた記憶域は、ZIB(ゾーン初期化ブロック)と呼ばれる制御ブロックからチェーニングされます。空きスペースは、FAQE(解放/割り振り済み待ち行列要素)からチェーニングされます。
メイン プール(WKAPプール)は特殊です。処理中に、一時プールが作成されて破棄されます。この一時プール用の記憶域は、メイン プール内から割り振られます。
ヒント
モジュールDFSISMN0が大量のCPU(2%以上)を使用することはほとんどありません。IMSシステム プログラマーは、このプールのパフォーマンスと、パフォーマンスの維持に必要なCPUを分析して、具体的なパフォーマンス改善を実施してください。
参考資料
詳細については、IMSのSVSOURCEライブラリー データセットを参照してください。IMSシステム プログラマーにお問い合わせください。