.FILEMGT

.FILEMGTは、ファイル管理活動をグループ化する疑似活動です。.FILEMGTは以下の処理を実行します。

  • カタログとインデックスの検索
  • ファイルのオープン/クローズおよびボリューム終了処理
  • その他のデータ管理活動
  • 特定のスーパーバイザー コールの実行
  • Strobeではアクセス先ファイルを特定できない、モジュール名がIGGで始まるアクセス方式モジュールの実行(一部のBDAMモジュールとISAMモジュールの場合と同様)
  • Strobeが認識しないIOSドライバーにより実行されるファイル アクセス活動

ヒント

資源要求分布レポートの[CPU待ち原因]カラムに示されている時間が非常に長い場合は、モジュール別待ち時間レポートを参照してください。このレポートでSVCをチェックし、アプリケーションが待機しているファイル管理活動を調べます。SVCに、非常に長い待ち時間、ファイルの頻繁なオープン/クローズ処理、ボリュームの終了処理などのテープ活動が示されることがあります。

アプリケーションがマルチボリューム テープ ファイルを使用していて、テープ ドライブが1つしか割り当てられていない場合は、別のドライブを追加して割り当てることを検討してください。ファイルの頻繁なオープン/クローズ処理が行われている場合は、待ち時間属性レポートを調べて、SVCが呼び出された原因を調べます。たとえば、処理の最初にファイルをオープンして処理の最後にクローズするのではなく、オープン/クローズ処理をプログラムのループ構造内で実行している可能性があります。このような場合は、オープン/クローズが実行される場所をより適切な場所に移動し、無駄な.FILEMGT活動が起きないようにします。

参考資料

『Strobe解析と分析ユーザー・ガイド』