.SVC

.SVCは、スーパーバイザー コールで呼び出されたモジュールの活動を表すStrobe疑似セクションです。GETMAIN、FREEMAIN、OPEN、CLOSEなどのルーチンの活動を表します。SVCはCPUサイクルを使用します。SVCを必要以上に使用すると、CPU資源が不足する原因になります。

ヒント

SVCに起因する活動がベースライン パラメーター(デフォルトは2%)を超えた場合、CPU待ち属性レポートとCPU実行属性レポートに、SVCの呼び出し元が示されます。この情報を基に、SVC活動を減らすことが可能がどうかを判断できます。

上位3~4位のSVCを調べて、他より10%以上多く使用されたものがないかどうかを調べます。続いてCPU使用属性レポートとCPU待ち属性レポートを調べ、SVCを発行したモジュールとSVCが発行されたアドレスを探します。

参考資料

『Virtual Storage Access Method』(1983, Ronald Ferguson)

『IMS/MVS Performance Monitoring and Tuning Guide(G320-6004)』

『Strobe解析と分析ユーザー・ガイド』