CICSパフォーマンス補足サービス時間

CICSパフォーマンス補足サービス時間レポートには、測定セッション中に呼び出されたトランザクションごとに、そのタイプとクラス、呼び出し回数、CPU時間、サービス時間統計、初期処理プログラムが示されます。

レポート詳細

トランザクションタイプの隣のをクリックすると、特定のトランザクションの詳細情報が表示されます。

[名前]はトランザクション識別子を示します。名前が英数字でない場合、トランザクション識別子は16進表記で表示されます。トランザクションタイプは、トランザクション名のあとに追加された1文字によって識別されます。
[クラス]は、トランザクションがクラスに属している場合、つまりTCLASSパラメーターでトランザクションにクラスが割り当てられている場合、そのクラスを示します。
[機能]は、トランザクションの機能についての簡単な説明です。Strobeシステムでは、CICSシステムトランザクションの機能記述子を提供しています。StrobeシステムプログラマーがStrobeモジュール記述プログラムに記述を含めた場合、ユーザー定義のトランザクションの説明が表示されます。
[最初のプログラム]は、トランザクションが呼び出されたときにCICSが制御を渡した最初のプログラムの名前を示します。
[トランザクションカウント]は、トランザクションの呼び出し回数を示します。
[Message per second]は、端末から呼び出されたトランザクションについては入力メッセージレート、出力駆動トランザクションについては出力メッセージレート、混合トランザクションについては対話式インスタンスの入力メッセージと出力専用インスタンスの出力メッセージの合計レートを示します。
[合計CPU時間パーセント]は、CICSリージョンにおける全CPU時間のうち、そのトランザクションによって使用されたCPU時間の割合を示します。
[サービス時間（秒）平均]は、対話式端末から受け取った入力メッセージの処理に要した平均時間の秒数を示します。
[サービス時間（秒） 85%]は、トランザクションのサービス時間の85パーセンタイルを秒数で示します。つまり、全トランザクションの85%のトランザクションでサービス時間がその値以下であるという意味です。トランザクションがアクティブであった期間が測定セッションの10%に満たない場合、このフィールドは省略されます。
[サービス時間（秒）中央値]は、トランザクションのサービス時間の中央値を秒数で示します。つまり、全トランザクションの50%のトランザクションでサービス時間がその値以下であるという意味です。トランザクションがアクティブであった期間が測定セッションの10%に満たない場合、このフィールドは省略されます。
[サービス時間（秒） 15%]は、トランザクションのサービス時間の15パーセンタイルを秒数で示します。つまり、全トランザクションの15%のトランザクションでサービス時間がその値以下であるという意味です。トランザクションがアクティブであった期間が測定セッションの10%に満たない場合、このフィールドは省略されます。