DSNIRIDR

モジュールDSNIRIDRは、索引のみのアクセスに使用されます。データ検索またはRIDプールへの挿入時に、RIDのリストを検索します。RIDがRIDプールに配置されソートされている場合、リスト プリフェッチと複数索引アクセス時に使用できます。

ヒント

リスト プリフェッチは、複数索引アクセス時に常に使用されます。また、ハイブリッド結合の内部表またはクラスター率の低い索引を使用したアクセスに頻繁に使用されます。

リスト プリフェッチがハイブリッド結合または1回の索引アクセスの結果として発生した場合、PLAN_TABLEのPREFETCH列にLが表示されます。この標識は、複数索引アクセスでは表示されませんが、リスト プリフェッチは常にこれらのアクセス時に呼び出されます。

実行中にオプティマイザーによってリスト プリフェッチがオフにされて表スペース スキャンへの復帰に失敗した場合、問題が発生します。これは、表の25%を超える行(この25%が4075行を超える場合)へのアクセスが要求されるためです。この問題が発生すると、プランのそのあとの実行に対してプリフェッチが使用できなくなります。リスト プリフェッチが表スペース スキャンの復帰に失敗すると、Db2PM Accounting Summary(DB2パフォーマンス モニターのアカウンティング要約)レポートに記録されます。

ソートによって最初の行がアプリケーションに戻るのが遅れるため、リスト プリフェッチはオンライン環境では不便な場合もあります。

リスト プリフェッチは、OPTIMIZE FOR n ROWS文節を使用して値を1に設定することにより、バインド時に除去できます。

参考資料

『IBM Db2 for OS/390, Messages and Codes(GC26-8979)』

『IBM Db2 for OS/390, Application Programming and SQL Guide(SC26-8958)』

『IBM Db2 for OS/390, Administration Guide(SC26-8957)』