DSNIRIDL

DSNIRIDLは、RIDLISTにRID(レコードID)を追加します。DSNIRIDLへの活動は、リスト プリフェッチの使用を示します。リスト プリフェッチの処理において、Db2は以下の操作を実行します。

  • 1つまたは複数の索引上での突き合わせ索引スキャンの実行

  • RIDのリストの収集

  • ページ番号の昇順でのRIDのソート

  • データの検索

リスト プリフェッチは、通常80%を超えるクラスター率の大規模な索引を使用して検索されます。リスト プリフェッチは、複数索引へのアクセス時におけるデータ アクセス、およびハイブリッド結合時の内部表からのデータ アクセスに常に使用されます。

ヒント

頻繁なファイル入出力が原因でDSNIRIDLに起因するCPU時間が長い場合、リスト プリフェッチによってバッファー プールにスラッシングが発生している可能性があります。

リスト プリフェッチは、OPTIMIZE FOR n ROWS文節を使用して値を1に設定することにより、バインド時に除去できます。

参考資料

『IBM Db2 for OS/390, Messages and Codes(GC26-8979)』

『IBM Db2 for OS/390, Application Programming and SQL Guide(SC26-8958)』

『IBM Db2 for OS/390, Administration Guide(SC26-8957)』