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DFHSCP
DFHSCPは、CICSの記憶制御プログラムです。CICS主記憶域への要求を管理します。記憶制御機構は、動的記憶域（DSA）の記憶域を獲得、制御、解放します。DSAは、プログラム、入出力域、作業スペースなどの機能で使用されます。
CICSバージョン3.2では、DFHSCPの代わりにDFHSMGF、DFHSMMC1、DFHSMMF、DFHSMMGが使用されます。
ヒント
記憶制御プログラムは、アプリケーションまたはCICS自体から発行されるEXEC CICS GETMAIN要求やFREEMAIN要求の結果、呼び出されます。アプリケーション プログラムからのGETMAINやFREEMAINを減らすと、DFHSCPのCPU使用が削減されます。
GETMAIN（獲得）およびFREEMAIN（解放）はConfiguration Parameters and System-Wide Statistics（構成パラメーター／システム全体統計）レポートのStrobe CICS Supplement（CICS補足）レポートで報告されます。
Control Subpoolを128に、Shared Subpoolを64に切り上げると、DFHSCPのCPU時間が短縮されます。ただし、DSAの量が多い場合や、仮想記憶域が16MB境界より下で余裕がない場合は、SOS（記憶域不足）やプログラム圧縮が発生する可能性があることに注意してください。
参考資料
『CICS General Information（GC33-0155）』
『CICS/ESA Application Programming Guide, Version 3 Release 2（ZES1-1466）』
『CICS Tuning and Performance』（Xephon Report, M. Curnow, August 1991）
『CICS/ESA Diagnosis Reference, Version 3.1.1（LY33-6072）』