DFSDLR00

DFSDLR00は、DL/I検索モジュールです。GETコール時のセグメントの検索や、INSERTコール時の位置決め(HISAMルート挿入を除く)に必要な処理全般を実行します。DFSDLR00は、IMSデータベース セグメントの検索と位置決めを実行する唯一のIMSモジュールです。多くの内部サブルーチンで構成されています。

DFSDLR00は、DL/Iコール アナライザーDFSDLA00によって呼び出されます。DBPCB内のフィールドでのGETコールに対応して、DFSDLA00に制御を戻します。セグメントが使用可能な場合、それらのセグメントはユーザー入出力域で取得されます。INSERTコールの場合、制御はIMSロード/挿入モジュールDFSDDLE0に渡されます。

DFSDLR00は、論理関係を含む、あらゆるデータベース タイプ(GSAMを除く)の処理に対応しています。修飾コール、非修飾コール、コマンド コード全般を処理します。必要に応じて、ユーザー ランダム化モジュールとセグメント編集/圧縮ルーチンを呼び出します。また、データベースの保全性に必要なロッキングを呼び出します。

ヒント

処理のタイプに応じて、DL/I検索モジュールDFSDLR00は、ジョブで20~50%のCPUを使用します。これは、必ずしも問題ではありません。IMSコール処理とパフォーマンス分析については、「IMSアプリケーションのパフォーマンス分析」セクションを参照してください。

モジュールDFSDLR00に対するCPU時間に超過傾向がある場合、データベースの再編成によって、このCPU時間を削減できます。

参考資料

詳細については、IMSのDBSOURCEライブラリー データセットを参照してください。IMSシステム プログラマーにお問い合わせください。