メッセージ形式
メッセージは、その重大度に応じて5つのカテゴリーに分類されます。情報メッセージ、警告、条件付きエラー、エラー、重大エラーなどのカテゴリーがあります。
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情報メッセージはユーザーの入力を確認し、Strobeの機能の状況に関する情報を提示し、処理の完了を示します。
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警告は、Strobeが要求された操作を実行したが、デフォルト オプションを使用する必要があったことを意味します。
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条件付きエラーは、Strobeが要求された操作を実行したが、パフォーマンス プロファイルの情報が不完全である可能性があることを示します。
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エラーは、Strobeが要求された操作を実行しなかったが、ユーザーは要求を訂正して再サブミットできることを意味します。
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重大エラーが発生するとStrobeは処理を終了します。
メッセージID
メッセージIDの標準形式はSTRsnnnxです。
STRは接頭部です。
snnnxは5桁のメッセージ キーで、以下のように使用されます。
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sは原因の関数を表します。
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nnnは、sで識別されるプログラム内で固有のメッセージ番号です。
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xは重大度コードを示す1文字の標識です。
リターン コードと重大度コード
特に指定されていないかぎり、測定タスクは終了時に、ターゲット プログラムから提供された値にジョブ ステップ リターン コードを設定します。
Strobeのセッション管理機能、測定機能、レポーティング機能は、各メッセージ中の重大度コードに一致するリターン コードを設定します。
重大度コードとそれに伴うリターン コードは以下のとおりです。
重大度コード |
リターン コード |
意味 |
I |
0 |
情報メッセージ: 正常操作時に発行されます。 |
W |
4 |
警告メッセージ: 操作が実行されたが、デフォルト オプションのいくつかが使用された可能性があることを意味します。 |
C |
8 |
条件付きエラー メッセージ:ユーザー エラーまたはシステム エラーを示します。要求された処理は実行され、サンプリングが続行されますが、Performance Profile(パフォーマンス プロファイル)レポート中の情報が不完全である可能性があります。 |
E |
8 |
エラー メッセージ:ユーザー エラーまたはシステム エラーを示します。要求された処理は実行されません。測定タスクはこのようなメッセージを発行した場合、サンプリングを終了しますが、ターゲット プログラムの実行は続行します。 |
S |
12 |
重大エラー:ユーザー エラーまたはシステム エラーを示します。処理は終了します。 |
メッセージの表記
小文字の斜体で示された語句は、変数の名前を表します。
角かっこ、波かっこ、縦線で示された語句は、実際のメッセージに表示される場合と表示されない場合があります。
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角かっこ([ ])で囲まれた式は、条件付きで表示されます。
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波かっこ({ })で囲まれ縦線で区切られているのは代替式で、実際のメッセージではそのうちの1つだけが表示されます。