DFSDVSM0
DFSDVSM0は、DL/I VSAMバッファー ハンドラーおよびIMS VSAMインターフェース モジュールの両方の機能を備えています。VSAMに要求を発行して、VSAMバッファー プールを管理します。
DFSDVSM0は、DL/Iバッファー ハンドラー ルーターDFSDVBH0によって呼び出されます。VSAMキー順データセット(KSDS)とVSAM入力順データセット(ESDS)を処理します。以下のような機能が含まれています。
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レコードの検出
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範囲内のレコードを対象とするVSAMバッファー プールの検索
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オンライン イメージ コピーを対象とするレコードの検索
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レコードを変更済みとしてマーキング
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KSDSレコードの挿入
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新規ESDSレコードの作成
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レコードの書き込み
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従属領域によって変更されたレコードすべてのパージ
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VSAMバッファー プール内のスペースの取得と解放
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バッファー プール統計の検索
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VSAMクラスターの検証(VERIFY)
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VSAMバックグラウンド書き込みの実行
ヒント
DFSDVSM0のCPU使用量は、ジョブのVSAM活動量に依存します。CPU使用量が極端に多い(5%以上)場合、データセット特性レポートと入出力装置使用レポートをチェックして、IMSデータベースの標準的なパフォーマンス改善を実施します。
このモジュールが実行する機能の大半は、VSAMバッファー プール統計によって集計されます。IMSメッセージ処理領域については、IMS DCMONITORまたはIMSログ レポートを使用してください。BMPとバッチ ジョブについては、//DFSSTAT DDカードをJCLに追加すると、IMSによってVSAMバッファー プール統計がジョブの最後に書き込まれます。
参考資料
詳細については、IMSのDBSOURCEライブラリー データセットを参照してください。IMSシステム プログラマーにお問い合わせください。