FCRDWAIT

タスクが資源タイプFCRDWAITを待機している場合、そのタスクは、SMSVSAMサーバーに障害が発生したあとの、RLS制御ACBのドレーンが完了するのを待っています。このドレーンは、DFHFCRDモジュールが実行します。SMSVSAMサーバーで障害が発生した場合、CICSはすべてのRLS処理をドレーンする必要があります。このとき、次のような処理が行われます。

  • 以降のRLSアクセスを無効にする。

  • 既存のタスクが、サーバーが復旧したあとでこれ以上のRLS要求を発行しないようにする。

  • RLSモードでオープンしているACBをすべてクローズする。

システム タスクがこの資源を待機している場合、そのタスクは、RLSの動的再始動を実行し、再始動された(新しい)SMSVSAMサーバーへのアクセスを再確立するのを待っています。障害が発生したサーバーへのCICSアクセスは、CICSが復旧後のサーバーを登録する前にドレーンする必要があります。

ユーザー タスクがこの資源を待機している場合、そのタスクは、ドレーンがオープン状態のファイルに影響を与えるため、バックアウト処理中にドレーンが完了するのを待ったあと、バックアウト対象のファイルがオープンしているかどうかを確認します。

このドレーンは、CSFRシステム タスクが実行します。この処理は通常は問題なく完了しますが、事前にクローズしなければならないファイル数が多い場合は時間がかかることがあります。タスクがFCRDWAITをあまりに長く待機する場合は、CSFRタスク自体が待機状態になっているためにタスクを完了できなくなっていないかどうかを確認してください。