CEEVGTSI

CEEVGTSIは、プログラム スタックを管理します。

ヒント

ヒープ スタック記憶域が割り振られ、2進ゼロ値に初期化されると、CEEVGTSIが高い頻度で使用される可能性があります。記憶域を初期化しないように実行時オプションが変更されると、CEEVGTSIはこれ以上プロファイル内で検出されません。

まず、実行時オプションRPTOPTSとRPTSTGを選択してジョブを実行します。RPTOPTSは、アプリケーション実行中に使用される実行時オプションのレポートを生成します。一方、RPTSTGは、アプリケーションにより使用された記憶域のレポートを生成します。

IBMによるデフォルトは、STORAGE(NONE, NONE, 8192)です。ユーザー環境で記憶域の初期化がデフォルト設定されている場合は、STORAGE(NONE,NONE,NONE)を実行してください。RTOPTSとRPTSTGオプションは、ONにするとどちらも実行時間が長くなるので、開発時には使用しますが、本番環境には適していません。RPTSTGレポートは、記憶域の初期サイズと増分サイズを設定する場合に非常に便利です。サイズが大きい未使用の記憶域割り振りを解除し、必要な記憶域を十分に得られるため、アプリケーションが記憶域の追加を頻繁に要求することがなくなります。

参考資料

『IBM LE/370 Programming Guide』の「Chapter 7, Using Run-Time Options」、「Chapter 14, Stack and Heap Storage」、「Chapter 33, Run-Time Options」