検索管理

Search Management(検索管理)ページでは、検索規則の作成、変更、保存、アクセス、および検索要求のサブミットを行うことができます。選択されたアーカイブ内の出力ウィンドウ データの内容に基づき、VTAM 3270セッションを検索する複雑な検索条件を指定することができます。この検索要求を私用(非公開)にすることも、適切な権限を持つ任意ユーザーが使用可能な公用(公開)の検索要求にすることもできます。

 

検索規則を作成するには、以下の手順に従います。

  1. Search Management(検索管理)ページの [Rules](ルール)タブで、[Add](追加)をクリックします。Search Rule(検索規則)ページが表示されます。

  2. [Name](名前)テキスト ボックスに検索規則の名前を入力します。指定する名前は、有効なISPF命名規則に準拠している必要があります。有効な名前は最大8文字の英数字で、文字で開始する必要があります。

  3. 検索要求をPrivate(私用)にするか、Public(公用)にするか、[Public] ボタンをクリックして選択します。私用の検索要求は、要求の作成者だけが表示できます。公用の検索要求は、すべての許可ユーザーが表示できます。

    グローバル検索要求は、メインフレームでグローバル録画管理者の権限があるユーザーだけに作成権限があります。グローバル録画管理者の権限がない場合、ウィンドウにこのフィールドは表示されません。

  4. 検索タイプをVTAM、TCP、またはMQから選択します。

  5. [Archive](アーカイブ)リストからアーカイブを選択します。検索できる情報は、あらかじめ作成されているアーカイブ内にあります。

  6. VTAMの場合は [Search Scope](検索範囲)、TCPの場合は [Source Data Format](ソース データ形式)を指定します。

前述の検索タイプでVTAMを選択した場合は、以下の検索範囲を指定します:

    • Inputs(入力) - ユーザーが入力した入力を検索します。
    • Outputs(出力) - (アプリケーションからユーザーの端末に送信された)ユーザー出力画面からターゲット テキストを検索します。
    • Both(両方) - 入力と出力の両方を検索します。

前述の検索タイプでTCPを選択した場合は、以下のソース データ形式を指定します:

    • ASCII - 送信されるデータがASCIIであるかどうかを指定します。
    • EBCDIC - 送信されるデータがEBCDICであるかどうかを指定します。
  1. 検索時に使用するフィルターを指定します。

指定した検索タイプがVTAMの場合、アーカイブ検索は以下のIDに限定されます。

    • User ID(ユーザーID) - 検索に使用するユーザーIDマスクです。「ccc*」または単に「*」とすることができます。

    • Application ID(アプリケーションID) - 検索に使用するAPPL IDです。

    • Terminal ID(端末ID) - 検索に使用する端末IDです。

これらの特定のIDでは、ワイルドカード「*」と「?」を使用できます。

 

検索タイプがTCPの場合、アーカイブ検索は以下の特定のIPアドレスまたはポートに限定されます。

    • Client IP(クライアントIP) - クライアントの IP アドレスです。
    • Client port(クライアント ポート) - クライアントのポート番号です。  
    • Server IP(サーバーIP) - サーバーの IP アドレスです。
    • Server port(サーバー ポート) - サーバーのポート番号です。

指定された検索タイプがMQの場合、アーカイブ検索は、以下の特定のMQフィルター基準に限定されます。

    • Queue Manager(キュー マネージャー) - キュー マネージャーの名前です。
    • Queue/Object(キュー/オブジェクト) - キュー マネージャーによって定義されたキューまたはその他のオブジェクトの名前です。
    • Job Name(ジョブ名) - IBMワークロード スケジューラー ジョブの名前です。
    • Put Application Name(PUTアプリケーション名) - 待ち行列にMQメッセージを送信するアプリケーションの名前です。
    • User Identifier(ユーザーID) - Websphere MQのユーザーIDです。
  1. [Search String](検索ストリング)テキスト ボックスに検索する情報を入力して、検索基準を指定し、[Save](保存)をクリックします。検索ストリングが検索テーブルに表示されます。

    [Advanced](拡張)ボタンをクリックして、より詳細な検索ストリングを作成することができます。検索ストリングは、リストに表示される順番で実行されます。検索ストリングを組み合わせて、検索規則を作成できます。

    • リストから操作を選択します。リストには標準の関係演算子が含まれます。
      複数の検索ストリングを追加した場合は、をクリックして、リストからANDまたはORを選択します。
      左右のカッコ( )を使用して、条件付きの検索を作成することができます。

VTAM固有

    • Row(行) - この行だけを検索することを指定します。有効なワイルドカード文字はゼロ(0)です。
    • Column(列) - このカラムからLengthに指定されたカラム数まで検索することを指定します。有効なワイルドカード文字はゼロ(0)です。
    • Length(長さ) - ブランクが埋め込まれた検索ストリングの長さです。有効なワイルドカード文字はゼロ(0)です。

TCPまたはMQ固有

    • Data type(データ タイプ) - 検索される文字列のデータ型です。
    • Start(開始) - データストリームの開始位置です。
    • Length(長さ) - は、開始位置からの長さです。
  1. 開始日、開始時刻、終了日、終了時刻を入力して検索する時間範囲を指定します。それにより、アーカイブ リポジトリー セット全体をアーカイブ検索するのではなく、特定の期間に限定して検索することができます。このフィールドが使用可能であるためには、トグル スイッチが [On](オン)の位置にあることを確認してください。

  2. 新しい検索規則を、[Submit](サブミット)または[Save](保存)するか、[Queue](キュー)に入れます。

    • [Submit](サブミット)をクリックすると、検索規則を保存して直ちに検索を開始し、レポートを作成します。レポートがサブミットされた日付と時刻を示すメッセージが表示されます。実行が完了すると、レポートがツリー ビューに表示されます。実行が完了したら、ツリー ビューのリフレッシュ ボタンをクリックして、作成されたレポートが表示されるように [Reports] リストをリフレッシュします。
    • [Queue](キュー)をクリックすると、検索規則を保存して、あとでサブミットするためにレポートをキューに入れます。
    • [Save](保存)をクリックすると、検索規則をあとで使用するために保存します。検索規則は [Request Name](要求名)フィールドに入力した名前で保存されます。規則の保存後は、その規則を作成したときの選択によって、ローカル規則のアイコンまたはグローバル規則のアイコンでツリー ビューに表示されます。

(クリア)をクリックすると、すべてのフィールドがクリアされ、検索規則を保存せずに規則の作成をやり直すことができます。

 

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