FCFSWAIT

タスクが資源タイプFCFSWAITを待機している場合は、このタスクがファイルの状態を変更しようとしたものの(CLOSEやDISABLEなどを使用)、そのファイルを他のタスクが使用中だったと考えられます。この状態は、長時間を要するトランザクション(対話型トランザクションなど)が回復可能ファイルを使用している場合に発生することがあります。現在のトランザクションによる更新操作がコミットされるまで、つまりトランザクションが同期点を発行するまで、ファイルはクローズされません。この場合、同期点が途中でも発行されるようにプログラム ロジックを変更することを検討してください。

FCFSWAITを待機できるタスクは一度に1つだけです。他のタスクが同じファイルの状態を変更しようとした場合は、そのタスクは資源タイプENQUEUEを待機して一時停止状態になります。詳細については、『CICS Problem Determination Guide』の「Task control waits」を参照してください。

この資源の待機は、RLSモードでアクセスされるファイルでも、非RLSモードでアクセスされるファイルでも発生します。