MQSeriesトランザクション サービス時間

MQSeriesトランザクション サービス時間レポートには、MQSeriesサービス コールを発行するCICSトランザクションの実行待ち時間とディスパッチ遅延時間の情報が含まれます。

ヒント:Strobe for CICSのトランザクション プロファイルのCICS API Service Time(CICS APIサービス時間)レポートを使用すると、測定対象のCICSトランザクションのパフォーマンスに関する詳細を確認できます。

メモ:STROBE DATA COLLECTORSパネルのDETAIL TRANSACTIONフィールドでトランザクション名を指定すると、COLLECT REGION DATAフィールドはデフォルトでYに設定されます。CICS環境でリージョン レベルのMQSeriesデータのみを収集するには、COLLECTION REGION DATAフィールドをYに設定する必要があります。また、STROBE TAILOR REPORTSパネルで、リージョン レベル レポートをアクティブに設定する必要があります。詳細については、『Strobeオプション・ガイド』の「Strobe for CICS」の第2章を参照してください。

レポート詳細

  • [キュー マネージャー]には、キュー マネージャーの名前が表示されます。

キュー マネージャー名の隣のをクリックすると、その制御下にあったキューと各キューに関係付けられた時間のパーセンテージが表示されます。

キュー名の隣のをクリックすると、以下の追加情報が表示されます。

  • [トランザクション]:リストに表示されたMQSeriesキューへのサービス呼び出しを実行した、トランザクションの名前が表示されます。

  • [全体のトランザクション カウント]:測定セッション中にトランザクションが実行された回数が表示されます。

  • [全体のトランザクション平均サービス時間]:この見出しの下に表示される値は、トランザクションがアドレス スペースでアクティブであった時間の平均を示しています。

  • [ディスパッチの遅延]:トランザクションがディスパッチ可能な状態であった平均時間が表示されます。トランザクションはディスパッチ可能としてマークされ、TCBが使用可能になるとディスパッチされます。

  • [中断]:トランザクションが中断状態であった平均時間です。SUSPEND、WAIT_MVS、WAIT_OLDC、またはWAIT_OLDWのいずれかの関数によって中断されていることがMVSで報告されたときに、トランザクションは中断状態にあるとみなされます。

  • [EXEC]:トランザクションが実行可能状態であった平均時間です。トランザクションが実行中であることがOS/390とCICSの両方で報告されたときに、トランザクションは実行中であるとみなされます。

  • [合計]:トランザクションの合計の平均サービス時間です。

  • [MQ Seriesによるトランザクション サービス時間(秒)]:アプリケーションがMQSeriesキューで活動状態だったサービス時間が表示されます。

  • [ディスパッチの遅延]:CICSはトランザクションを中断状態であるとしてマークしていますが、実際にはMQSeries TCBへのディスパッチを待っています。ここには、トランザクションがこの状態にある平均時間が表示されます。

  • [中断]:MQSeriesのGETWAITまたはTSKSWCHのいずれかの資源名のあるトランザクションが、CICSアダプターによって中断されたことを示しています。OS/390は、同じデータを報告します。ここには、トランザクションがこの状態にある平均時間が表示されます。

  • [EXEC]:トランザクションが実行中であることがOS/390とCICSの両方で報告され、StrobeによってそのトランザクションがMQSeries TCBで実行中であることが認識されています。ここには、トランザクションがこの状態にある平均時間が表示されます。