DSNB1REL

DSNB1RELは、バッファー マネージャーが事前に取得したページを解放します。標準的なLRU(Least Recently Used)アルゴリズムを使用してページを解放し、バッファー プール内で再利用可能にします。バッファー プール処理の量が多いほど、DSNB1RELが使用するCPU時間も増加します。DSNB1RELは、バッファー マネージャー制御ブロックとページ操作ブロック(PMB)を直接処理します。このモジュールはバッファー マネージャー コードを構成しています。

Db2データは、ページ セットと呼ばれる、線形のアドレス可能なDASDデータセット集合に格納されます。ページ セット内で、データはページと呼ばれる固定サイズのユニットに格納されます。このデータを処理するDb2機能は、ページ セットには直接アクセスせずに、対象ページの仮想記憶域のコピーを操作します。

ヒント

カーソル固定を使用する表スペース検索では、このモジュールでより多くの資源を使用します。これは、ページが不要になった直後に解放(アンロック)されるためです。カーソル固定(CS)は、Db2表の通常の処理モードです。プランのバインド時に指定されます。並行処理(ロッキング)の問題が発生するため、通常はプランを反復読み取り可能(RR)にバインドしないでください。

参考資料

『IBM Db2 Diagnosis Reference Volume 1(LY27-9536)』