PROGRAM

タスクがプログラムのロードを要求したときに、他のタスクがすでに同じプログラムをロードしている場合、そのタスクはローダー ドメインによって一時停止されます。実行中のロードが完了すると、一時停止されていたタスクがすぐに再開されるため、通常、この待機はすぐに終了します。

ローダーは、プログラムを最初に要求したタスクについては、プログラムのロード中でもそのタスクを一時停止しません。

要求したプログラムがすぐにロードされない場合は、待機の原因を調査する必要があります。待機の理由として考えられる状況と調査方法を以下に示します。

  1. システムが記憶域不足(SOS)になり、システム タスクだけがディスパッチされている場合があります。システムの記憶域が不足しているかどうかを確認するには、CEMTトランザクションを使用して、CEMT I SYS SOSSTATUSをサブミットします。SOSが頻繁に発生しているかどうかを確認するには、ジョブ ログの検証、実行統計のチェック、CEMT I DSASのサブミットを行ってください。SOSが頻繁に生じている場合は、記憶域の制限を緩和してください。詳細については、『CICS Performance Guide』を参照してください。

  2. ライブラリーで入出力エラーが発生している可能性があります。このエラーを示すメッセージがないかどうかを確認してください。メッセージが見つかった場合は、入出力エラーの原因を調査してください。

  3. MVS内でエラーが発生している可能性があります。このエラーを示すメッセージがないかどうかを確認してください。メッセージが見つかった場合は、IBMのサポート センターにお問い合わせください。