ルールの例

ABC社の情報システム サポート部門は、複数のサポート グループに分かれています。各グループは、社内のさまざまなアプリケーションのサポートを担当しています。重要度の高いアプリケーションがダウンした場合、担当グループはすぐにそれを知りたいと考えます。この場合、Fault Analyticsのルール処理を活用すれば、担当グループへの通知の送信が簡単になります。

  1. グループごとに電子メールの配布リストを定義します。配布リスト名を入力し、グループ内の担当者の電子メール アドレスを追加します。

  2. 電子メール テンプレートを定義します。既存のテンプレートの1つを使用したり、特定のニーズに合わせて編集したり、新しいテンプレートを作成することができます。

  3. 配布リストを電子メールで送信するためのルールを定義します。名前、イベント条件の基準、およびさまざまな状況で実行するアクションを含むルール情報を入力して、新しいイベント ルールを作成します。例:

"If ProgramName equals PROG1 then send e-mail to distribution list GROUP1 using template GROUP1_TEMPLATE"(ProgramNameがPROG1の場合は、テンプレートGROUP1_TEMPLATEを使用して、配布リストGROUP1に電子メールを送信します)、または "If SystemID equals SYS2, then send e-mail to distribution list GROUP2 using template GROUP2_TEMPLATE"(SystemIDがSYS2の場合、テンプレートGROUP2_TEMPLATEを使用して配布リストGROUP2に電子メールを送信します)

ルールが完了すると、条件が満たされた場合に、定義したルールの処理に基づいて、自動的に適切なアクション処理が実行されます。前述の例では、イベント プログラム名がPROG1の場合はGROUP1に、システムSYS2でイベントが発生した場合はGROUP2にメールが送信されます。