FCCRWAIT

資源タイプFCACWAITとFCCRWAITを待機するタスクはCSFRだけです。このタスクは、SMSVSAMサーバーに障害が発生したあとでクリーンアップを実行します。SMSVSAMサーバーは、RLSモードで発行されるすべてのVSAM要求を処理する際にCICSが使用するサーバーです。

SMSVSAMの障害発生後のクリーンアップは、以下の2段階で行われます。

  1. サーバーの障害が発生したあとで送出されていた全ファイル要求をVSAMが拒否するのを待機します。アクティブなファイル要求がすべて拒否されたら、CSFRが、RLSモードでオープンされている全ファイルに対してCLOSE要求を発行し、CICSの状態をクリーンアップします。最後のCLOSE要求が完了したら、クリーンアップの第1段階は終了です。CSFRがクリーンアップの第1段階が完了するのを待機している場合、待機対象の資源タイプはFCACWAITになります。

  2. SMSVSAMの制御ACBに対して発行された全システム要求をVSAMが拒否し、制御ACBの登録を解除するのを待機します。CSFRがこの第2段階が完了するのを待機している場合は、待機対象の資源タイプはFCCRWAITになります。

FCACWAITとFCCRWAITは、RLS関連の待機にのみ使用されます。