DFSREP00

DFSREP00は、オペレーティング システム制御プログラム(SCP)依存機能を実行する独立ルーチンの集合体です。以下の機能が含まれています。

  • 実行する作業がないタスクの一時停止

  • 作業発生による一時停止タスクの再開

  • メッセージ処理領域(MPR)、バッチ メッセージ処理領域(BMP)、IMS制御領域など、領域間での制御の転送および通信

BMP領域またはMPR領域が設定されると、処理の大部分はこの領域で発生し、領域タスクは中断しません。一般に、以下の理由によって領域間の通信が発生します。

  • 領域の始動

  • MPR内でのトランザクションのスケジューリング

  • TP PCBへのIMSコールの発行

  • MPR内でのトランザクション終了

  • 領域の終了

DBCTL領域でのDSREP00の活動についても検証してください。

ヒント

DFSREP00のCPU使用量は、バッチ領域では0です。BMP領域では、大量のIMS TPコールが発生しないかぎり、1%未満です。メッセージ処理領域では、5%未満です。DBCTL領域でのCPU使用量は確定していません。

DFSREP00のCPU使用量が過剰な場合、パフォーマンス プロファイルを再作成して、このモジュールの詳細レポートを指定してください。デフォルトの64よりも小さいレポート分解単位を指定してください。新しいプロファイルには、どのオフセットがCPUを使用しているか詳細情報が含まれます。IMSシステム プログラマーはDFSREP00をアセンブルして、追加情報を参考に、CPUを使用しているサブルーチンを特定します。各サブルーチンのプロローグは、サブルーチンの機能と呼び出し方法について説明しています。これらのルーチンの多くは、IMSディスパッチャーDFSIDSP0によって呼び出されます。

DFSREP00が待ち時間属性レポートで長い待ち時間を示している場合、ステートメント番号と、そのステートメントがDL/Iデータベースへのコールに該当するかを調べてください。メッセージ処理領域とバッチ メッセージ処理領域の競合が、この原因である可能性があります。

参考資料

詳細については、IMSのSVSOURCEライブラリー データセットを参照してください。IMSシステム プログラマーにお問い合わせください。