SVC 022

SVC 022は、OPEN TYPE=Jマクロによって発行されるタイプ4のSVCです。このマクロはLOCALロックを獲得します。

OPENマクロは、関連するデータセットを処理できるように、1つまたは複数のデータ制御ブロックを初期化します。TYPE=Jオプションは、各データ制御ブロックの初期化中に使用するジョブ ファイル制御ブロック(JFCB)をユーザーが提供済みであることを指定します。TYPE=JオプションはJFCBの変更に関係するので、必ずシステム プログラマーの管理下で使用する必要があります。

ヒント

テープ データセットを使用するステップの場合、モジュール別待ち時間レポートでSVC 022に長い待ち時間が示されることがあります。ここには、テープ データセットの最初のボリュームをマウントするためにかかった時間が示されます。

同じデータセットのオープンとクローズを複数回実行すると、SVC 022だけでなくSVC 020(CLOSE)でもCPUが大量に使用されたり待ち時間が発生したりすることがあります。1つのデータセットを複数回使用する場合は、そのデータセットを1度オープンし、ジョブ ステップの終了時にクローズするのが最適です。

参考資料

『IBM z/OS MVS Diagnosis Reference』

『IBM z/OS DFSMSdfp Advanced Services』

『IBM z/OS DFSMS Using Data Sets』

『IBM z/OS DFSMS Macro Instructions for Data Sets』