MQ Series活動

MQ Series活動レポートには、アプリケーション モジュールによって発生した活動とキュー別の活動の要約が示されます。いずれかのタブをクリックして、レポートを表示します。

[モジュール別活動]

モジュール別MQSeries活動レポートには、Strobe測定セッション中にアプリケーション モジュールによって発生したMQSeries活動と、MQSeriesのサービス呼び出しによる待ち時間が表示されます。

  • MQTRANレポーター パラメーターを設定すると、このレポートにはIMSトランザクション レベルの活動も表示されます。

  • STROBE TAILOR REPORTSパネルのMQSERIES CALLSフィールドにしきい値を設定すると、[合計]の値が、各呼び出しに対して報告された値の合計と一致しないことがあります。待ち時間またはCPU時間が指定されたしきい値を下回る呼び出しに対しては、詳細行は報告されません。

レポート詳細

  • [キュー マネージャー]:MQSeriesサービス呼び出しの対象だったキューのキュー マネージャーの名前です。

  • [CPU % 単独]:測定対象のジョブ ステップで実行されたプログラムの制御下で並行して実行される入出力活動またはCPU活動がない場合のMQSeries活動です。

  • [CPU % 合計]:並行する活動がある場合とない場合のMQSeries活動の合計です。

  • [待ち %]:ページの検索、プログラムによる入出力操作、タイマー要求など、あらゆる原因の待ち時間です。

キュー マネージャーの隣のをクリックすると、測定中にこのキュー マネージャーを介してアクセスされたキューのリストが表示されます。

  • [モジュール]:MQSeriesサービス呼び出しを実行するモジュールの名前です。STROBE - DATA COLLECTORSパネルで指定した共通ユーザー モジュールの名前は表示されません。

  • [セクション]:MQSeriesサービス呼び出しを実行する制御セクションの名前です。

モジュールの隣のをクリックすると、以下の追加情報が表示されます。

  • [要求ロケーション]:制御セクション内の個々のサービス呼び出しの保管場所です。

  • [MQSeriesコール]:制御セクションによって実行されたサービス呼び出しのタイプです。

要求ロケーションの隣のをクリックすると、以下の追加情報が表示されます。

  • [キューの名前]:サービス呼び出しの対象であったデータを保持しているMQSeriesキューの名前です。ほとんどの場合、ローカル キューの名前になります。ただし、MQPUT1呼び出しの場合には、ローカル キュー名または別名(キューに別名が使用されている場合)のいずれかになります。

メモ:特定の制御ブロックがStrobeで使用できない場合、「UNABLE TO IDENTIFY QUEUE」というメッセージが[キューの名前]フィールドに表示されることがあります。MQSeries制御ブロックは、OPEN時とCLOSE時に使用できない場合があります。Strobeが内部API、またはMQCMITとMQBACK APIを処理中の場合には、[キューの名前]フィールドに「NO QUEUE APPLICABLE FOR THIS API」というメッセージが表示されることがあります。

[キュー別活動]

キュー別MQSeries活動レポートには、各MQSeriesキュー マネージャーに対して、MQSeriesキューで受け取られたメッセージの要約が表示されます。このレポートには、MQSeriesにアクセスするアプリケーション モジュールによって発生する活動と、MQSeriesキューにサービス呼び出しを発行するアプリケーション モジュールの待ち時間が示されます。また、アプリケーション活動に関連するメッセージの特性に関する情報も表示されます。

レポート詳細

  • [キュー マネージャー]:MQSeriesサービス呼び出しの対象だったキューのキュー マネージャーの名前です。

  • キューが別名を使ってオープンされた場合、キュー名の隣にその別名が表示されます。

  • キューがモデル キューを使ってオープンされた場合、キュー名の隣にそのモデル キューが表示されます。

  • それ以外の場合、キューはアプリケーションから直接アクセスされたとみなされ、キュー名だけが表示されます。

  • [MQIカウント]:測定セッション中に検出されたMQIコールの総数。

  • [CPU % 単独]:測定対象のジョブ ステップで実行されたプログラムの制御下で並行して実行される入出力活動またはCPU活動がない場合のMQSeries活動です。

  • [CPU % 合計]:並行する入出力活動がある場合とない場合のMQSeries活動の合計です。

  • [待ち %]:ページの検索、プログラムによる入出力操作、タイマー要求など、あらゆる原因の待ち時間です。

キュー マネジャーの隣にある をクリックすると、そのキュー マネジャー内のキューが表示されます。各監視でのキューの現在の深さは記録され、監視されたイベントの要約がキューの深さ統計情報として示されます。

  • [キュー]:キューの名前。

  • [キューの深さ平均]:監視されたキューの深さの合計を、キューの深さが記録された監視数で割った値です。

  • [キューの深さ中央値]:キューの深さが記録された監視において、監視されたキューの深さを短い順に並べたときに中央に位置する値です。

  • [キューの深さ最大]:キューの深さが記録された監視において、監視中に検出されたキューの深さの最大長です。

  • [MQIカウント]:測定セッション中に検出されたMQIコールの総数。

  • [CPU % 単独]:測定対象のジョブ ステップで実行されたプログラムの制御下で並行して実行される入出力活動またはCPU活動がない場合のMQSeries活動です。

  • [CPU % 合計]:並行する入出力活動がある場合とない場合のMQSeries活動の合計です。

  • [待ち %]:ページの検索、プログラムによる入出力操作、タイマー要求など、あらゆる原因の待ち時間です。

各キューの隣のをクリックすると、そのキューの特性が表示されます。詳細フィールドには、Strobeで検出されたメッセージに関する情報のみが報告されることに注意してください。未検出のメッセージの中には、注意すべき特性が存在してもStrobeでサンプリングされなかったメッセージがある可能性があります。

  • [モジュール]:MQSeriesサービス呼び出しを実行するモジュールの名前です。

  • [セクション]:MQSeriesサービス呼び出しを実行するセクションの名前です。

  • [優先順位の範囲]:測定中にStrobe for WebSphereで監視されたMQSeriesメッセージの優先順位の範囲が示されます。

  • [メッセージ サイズ]:

    • [最小]と[最大]:モジュール セクションによって送信または受信されたメッセージの最小および最大サイズです。値が1~999,999バイトの場合、数字の後ろにBが表示されます。値が1メガバイト以上の場合、数字の後ろにMが表示されます。MQPUTおよびMQPUT1呼び出しの場合、この値はサービス呼び出しで指定されたメッセージのサイズになります。MQGET呼び出しの場合、この値はサービス呼び出しで指定されたバッファー長を示します。

    • [平均]:モジュール セクションによって送信または受信されたメッセージの平均サイズです。

  • [CPU % 単独]:測定対象のジョブ ステップで実行されたプログラムの制御下で並行して実行される入出力活動またはCPU活動がない場合のMQSeries活動です。

  • [CPU % 合計]:並行する入出力活動がある場合とない場合のMQSeries活動の合計です。

  • [待ち %]

  • [ページ]:ページ データセットからのページ検索で発生した待ち時間が表示されます。このフィールドの値が高い場合には、このアドレス スペースに十分な物理メモリーが割り当てられていないことを示します。測定セッション データ レポートに示されるページング レートが高い場合には、モジュール別待ち時間レポートを参照して、ページングによる遅延が発生しているモジュールを識別できます。

  • [合計]:ページの検索、プログラムによる入出力操作、およびタイマー要求など、あらゆる原因の待ち時間がパーセンテージで表示されます。

  • [MQSeriesコール]:WebSphere MQサービス呼び出しの名前です。以下のタイプの呼び出しについて、発行された呼び出しの回数が報告されます。

    • MQOPEN

    • MQCLOSE

    • MQPUT

    • MQPUT1

    • MQGET

    • MQINQ

    • MQSET

  • [COA]:出力されたメッセージが最終宛先のキューに置かれたときに、到着確認(COA)を生成するように指定されているかどうかを示します。

  • [COD]:出力されたメッセージが最終宛先のキューから取得されたときに、送達確認(COD)を生成するように指定されているかどうかを示します。

  • [表示]:MQGET呼び出しで、メッセージがコピーされ、ロックされた可能性がありますが、キューから削除されていないことを示します。  有効な値はYまたはLです。

  • [永続的]:メッセージが持続可能かどうかを示します。  持続性を持つメッセージは、バックアップ記憶域に保存され、システム障害や再起動のイベントがあってもそこに維持されます。  持続性のないメッセージは、障害や再起動のイベントで消去されます。  この列の有効な値は、YまたはNです。

  • [グループID]:メッセージがグループの一部として検出されたかどうかを示します。同じグループ識別子を持つ論理メッセージは、同じグループの一部とみなされます。有効な値はYまたはNです。値がYの場合、メッセージはグループの一部です。  値がNの場合、メッセージはグループの一部ではありません。

  • [データ変換]:1つまたは複数のMQGETサービス呼び出しで、メッセージのアプリケーション データをメッセージ記述子の値に合わせて変換するように指定されていることを示します。

  • [待ち]:MQGETコールで、MQSeriesが指定されたメッセージのキューへの到着を待機する最大時間が指定されたことを示します。

  • [相関ID]:1つまたは複数のサービス呼び出しによって相関IDが指定されたことを示します。

  • [同期ポイント]:1つまたは複数のメッセージが、指定された同期ポイントで読み取られたまたは書き込まれたことを示します。

  • [MQIカウント]:WebSphere MQIコールが発行された回数です。

  • [CPU % 単独]:測定対象のジョブ ステップで実行されたプログラムの制御下で並行して実行される入出力活動がない場合のMQSeries活動です。

  • [CPU % 合計]:並行する入出力活動がある場合とない場合のMQSeries活動の合計です。

  • [待ち %]:

  • [ページ]:ページ データセットからのページ検索で発生した待ち時間が表示されます。このフィールドの値が高い場合には、このアドレス スペースに十分な物理メモリーが割り当てられていないことを示します。測定セッション データ レポートに示されるページング レートが高い場合には、モジュール別待ち時間レポートを参照して、ページングによる遅延が発生しているモジュールを識別できます。

  • [合計]:ページの検索、プログラムによる入出力操作、およびタイマー要求など、あらゆる原因の待ち時間がパーセンテージで表示されます。