SVC 019
SVC 019は、オープン マクロによって発行されるタイプ4のSVCで、このマクロはデータセットを開きます。このマクロはLOCALロックを獲得します。
オープン マクロは、DCBまたはACBのフィールドへの値の入力と変更を実行します。また、データセットを格納するボリュームが用意されていることを確認します。さらに、このデータセットのボリュームとデータセット ラベルを読み取って書き込みます。
ヒント
テープ データセットを使用するステップの場合、モジュール別待ち時間レポートでSVC 019に長い待ち時間が報告されることがよくあります。ここには、テープ データセットの最初のボリュームをマウントするためにかかった時間が示されます。
同じデータセットのオープンとクローズを複数回すると、SVC 019だけでなくSVC 020(CLOSE)でもCPUが大量に使用されたり待ち時間が発生したりすることがあります。1つのデータセットを複数回使用する場合は、そのデータセットを1度オープンし、ジョブ ステップの終了時にクローズするのが最適です。
参考資料
『IBM z/OS MVS Diagnosis Reference』
『IBM z/OS DFSMSdfp Advanced Services』
『IBM z/OS DFSMS Using Data Sets』
『IBM z/OS DFSMS Macro Instructions for Data Sets』