IDA019C1

IDA019C1は、VSAM制御ブロック操作ルーチンで、プログラムによってVSAM制御ブロックに保存されている情報の検証、テスト、または変更が要求されたときに呼び出されます。操作には3つのマクロが使用されます。SHOWCBマクロを使用すると、VSAM制御ブロックの情報を検証して他の領域に移動させることができます。TESTCBマクロは、1つの制御ブロック フィールドの値をテストします。MODCBマクロを使用すると、制御ブロック内の1つまたは複数のフィールドを変更できます。

ヒント

VSAMの制御ブロックを作成するには、2つの方法があります。1つめとして、生成する制御ブロックごとに、ACB(アクセス メソッド制御ブロック)、RPL(要求パラメーター リスト)、またはEXLIST(出口リスト)マクロを1つコーディングする方法があります。2つめとして、GENCBマクロを使用して、プログラム実行時に制御ブロックを割り振るコードを生成する方法があります。2つめの方法では制御ブロックのフォーマットを変更するときにプログラムを再アセンブルする必要はありませんが、この方法は効率的ではなく、余分なCPUオーバーヘッドが発生します。IDA019C1のCPU使用時間が長い場合は、2つめの方法が使用されている可能性があります。

参考資料

『VSAM Access Method Services and application programming』(Doug Lowe, Mike Murach & Associates, US, 1986)

『OS/VS2 MVS Virtual Storage Access Method (VSAM) Logic, Release 3.7, 3.8(SY26- 3825)』