カタログ統計

カタログ統計レポートには、Db2カタログの内容が表示されます。この内容は、Db2 RUNSTATSユーティリティーによって更新され、Db2オプティマイザーがSQLステートメントのアクセス パスを判断するために使用します。Db2カタログの表には、ご使用のDb2環境にあるオブジェクトについての説明があります。一部の列は、特定のDb2リリースの場合のみ表示されます。

レポート詳細

[]は、レポート対象の表を示します。

[DBNAME]は、表が作成されたデータベースの名前を示しています。その行に表が定義されていない場合、DBNAMEの値はDSNDB06になります。

[TSNAME]は、表が作成された表スペースの名前を示しています。

  • その行に、表に基づいた視点が定義されている場合、TSNAMEは、いずれかの表の表スペース名になります。

  • その行に他の視点に基づいた視点が定義されている場合、TSNAMEの値はSYSVIEWSになります。

  • その行に別名が定義されている場合、TSNAMEの値はSYSDBAUTになります。

[CARDF]には表内の行数が示されます。視点や別名の場合、またはRUNSTATSが実行されていない場合、CARDの値は-1になります。

[NUM DEP MQTS]には従属マテリアライズ照会表の数が示されます。行が別名や作成された一時表について記述している場合、またはマテリアライズ照会表が表に定義されていない場合、値は0です。

[SPLIT ROWS]の値は、VOLATILE表の場合を除きブランクになります。VOLATILE表の場合はYになり、Db2がこの表に対してできるかぎり索引アクセスを使用することを示します。

[NPAGES]は、この表の行を含む表スペースのページ数を示しています。視点や別名の場合、またはRUNSTATSが実行されていない場合、NPAGESの値は-1になります。

[PCT PAGES]は、この表の行を含む表スペースのページのパーセンテージを示しています。視点や別名の場合、またはRUNSTATSが実行されていない場合、PCTPAGESの値は-1になります。

[PCT ROW COMP]は、表内の合計アクティブ行数のうち圧縮された行のパーセンテージに100を乗算した値です。この値には、行の長さが元の長さよりも短い場合などにeditprocによって変換された行もすべて含まれます。視点や別名の場合、またはRUNSTATSが実行されていない場合、PCTROWCOMPの値は-1になります。

[PARTKEY COL NO]は、区分キーの列の番号を示します。ゼロの場合、表には区分がないか、索引制御の区分を使用していることを示します。表制御の区分を使用している表には、ゼロ以外の値が示されます。

[AVG ROW LEN]は、表スペースの表の平均の行の長さを示します。圧縮表スペースの場合、圧縮された行の長さが示されます。圧縮されていない表スペースの場合、圧縮されていない行の長さが示されます。-1は、統計が取得されていないことを示します。

[STATSTIME]は、RUNSTATSの呼び出しによって統計が更新された最新の日時を示しています。

 

列(SYSCOLUMNS)

[]の隣のをクリックすると、この表の列のリストが表示されます。

  • [NAME]は、表または視点の列名です。

  • [COLNO]は、表または視点内における列の位置を示す数値です。たとえば、5は5番めの列を表します。

  • [COLTYPE]には、表または視点の列のデータ タイプが示されます。

タイプ

意味

INTEGER

長精度整数

SMALLINT

短精度整数

FLOAT

浮動小数点

CHAR

固定長文字列

VARCHAR

可変長文字列

LONGVAR

可変長文字列

DECIMAL

10進数

GRAPHIC

固定長文字列

VARG

可変長文字列

LONGVARG

可変長文字列

DATE

日付

TIME

時刻

TIMESTMP

タイムスタンプ

  • [LENGTH]は、実際に保存された列の長さを示しています。

意味

INTEGER

4

SMALLINT

2

FLOAT

4または8

CHAR

文字列長

VARCHAR

最大文字列長

LONGVAR

最大文字列長

DECIMAL

数値精度

GRAPHIC

DBCS文字の数

VARG

DBCS文字の最大数

LONGVARG

DBCS文字の最大数

DATE

4

TIME

3

TIMESTMP

10

  • [SCALE]は、COLTYPEがDECIMALのデータの位取りです。列が10進数以外の場合には、SCALEは0になります。

  • [NULLS]は、列がNULL値を含むことができるかどうかを示しています。列にNULL値を含めることができる場合にはY(Yes)になり、含めることができない場合はN(No)になります。

  • [COLCARDF]は、列内の特殊な値の数を示しています。RUNSTATSが実行されていない場合、COLCARDの値は-1になります。

  • [PARTKEY COLSEQ]は、表の区分キー内の列位置を表す数値です(表で表制御の区分が使用されている場合)。0は、列が区分キー内に含まれていないことを示します。

  • [PARTKEY ORDERING]は、表制御の区分が使用されている表に対して、区分キー内の列順を示します。

  • Aは昇順を表します。

  • Dは降順を表します。

  • ブランクは、列が区分キーの一部として使用されていないことを表します。

  • [FOREIGN KEY]は、文字の列の特性を示します。

  • Bは、列にビット データが含められることを表します。

  • Sは、MIXED DATAのインストール オプションがYESであり、列にSBCSデータが含まれることを表します。

  • その他の文字は、MIXED DATAがNOであればSBCSを、MIXED DATAがYESであればMIXEDを表します。

非均等カタログの統計(SYSCOLDIST)

非均等列の統計は、複合索引定義の最初の列として関連する区分内のすべての列と、RUNSTATSを実行したすべての列に対して生成されます。  SYSCOLDISTには、索引キーの最初のキー列の1行以上が含まれます。

をクリックすると、区分内の列の非均等カタログ統計が表示されます。

  • [FREQUENCYF]は、COLVALUEで指定された値を含む行のパーセンテージに100を乗算した値です。

  • [COLVALUE]には、頻出値のデータが含まれます。

 

索引(SYSINDEXES)

[索引]には、NameとCreatorの値でソートされたSYSINDEXES表からの以下の列が表示されます。

[索引]の隣のをクリックすると、この表の索引に関する追加情報が表示されます。

  • [NAME]は索引の名前です。

  • [CREATOR]は、NAMEで指定された索引の所有者の許可IDです。

  • [CLUSTER ACT]は、表内の行が実際にこの索引でクラスター化されているかどうかを示す更新可能な列です。Yは実際のクラスター率が95%以上であることを、Nは95%未満であることを表します。Runstatsユーティリティーを使ってこの列を更新することもできます。

  • [CLUSTER SPC]は、クラスター化が索引の作成時に指定されたかどうか(Y/N)を示します。  クラスター化索引として定義できる索引は1つだけです。

  • [INDEX SPACE]は、8バイトの索引スペースの名前です。NAMEが8バイトを超える場合、または同じデータベース内の複数の索引が同じ名前(CREATORは異なる)の場合、INDEXSPACEはNAMEと異なります。

  • [FIRST KEYCARDF]は、索引キーの最初の列にある特殊な値の数です。RUNSTATSが実行されていない場合、FIRSTKEYCARDFの値は-1になります。

  • [FULL KEYCARDF]は、索引キー全体における特殊な値の数です。RUNSTATSが実行されていない場合、FULLKEYCARDFの値は-1になります。

  • [NLEAF]は、アクティブなリーフ ページ数です。RUNSTATSが実行されていない場合、NLEAFの値は-1になります。

  • [NLEVELS]は、索引ツリーのレベル数です。RUNSTATSが実行されていない場合、NLEVELSの値は-1になります。

  • [Extension Type]は、拡張索引のタイプを示します。

  • NはノードID索引を表します。

  • Sはスカラー式の索引を表します。

  • Tは空間索引を表します。

  • VはXML索引を表します。

  • ブランクは単純な索引を表します。

  • [CLUSTER RATIOF]は、この索引キーによってクラスター化された、表の行のパーセンテージを示しています。区分索引の場合は、区分の行数に基づくすべての索引区分の加重平均になります。RUNSTATSが実行されていない場合、CLUSTERRATIOFの値は-1になります。

  • [B POOL]は、索引のバッファー プール名を示します。

  • [P SIZE]は、索引のリーフ ページのサイズ(KB)を示します。有効な値は4、8、16、32です。

  • [UNIQ RULE]は、索引が固有かどうかを示します。

  • Dは、索引が固有でない(重複が許可される)ことを示します。

  • Uは、索引が固有であることを示します。

  • Pは、索引が固有であり、かつ1次索引であることを示します。

  • Cは、索引が固有であり、UNIQUE制約を強制するために使用されることを示します。

  • Nは、索引が固有であり、UNIQUE WHERE NOT NULLが定義されていることを示します。

  • Rは、索引が固有であり、基本キー以外の親キーの固有性を強制するために使用されることを示します。

  • Gは、索引が固有であり、ROWID GENERATED BY DEFAULT列の値の固有性を強制するために使用されることを示します。

  • Xは、索引が固有であり、XML値が含まれる列の値の固有性を強制するために使用されることを示します。

  • [IDX TYPE]は、索引のタイプを示します。

  • ブランクはタイプ1索引を示します。

  • 2はタイプ2索引を示します。

  • Dはデータ区分2次索引を示します。

  • Pは区分索引を示します。

  • [AVG KEYLEN]は、索引の平均キー長を示します。統計が収集されていない場合、値は-1になります。

  • [PAD]は、可変長列のデータに対応するために、索引キーに埋め込みを行うかどうかを示します。

  • Yは、索引に可変長データがあり、索引キーに埋め込みが行われることを示します。

  • Nは、索引に可変長データがあるが、索引の埋め込みは行われないことを示します。

  • ブランクは、索引に可変長データがないことを示します。

  • [CPM PRES]は、索引の圧縮がアクティブになっているかどうかを示します。

  • Yは、アクティブになっていることを示します。

  • Nは、アクティブになっていないことを示します。

  • [IDX EXT TYPE]は、拡張索引のタイプを示します。

  • ブランクは、索引が単純な索引であることを示します。

  • Sは、索引がスカラー式索引であることを示します。

  • Nは、索引がノードID索引であることを示します。

  • V は、索引がXML索引であることを示します。

キー列(SYSKEYS)

[キー列]セクションには、索引を構成するキー列に関する情報が表示されます。SYSKEYS表には、索引キーの各列につき1行が含まれます。

索引の隣のをクリックすると、この索引のキー列に関する追加情報が表示されます。

  • [COLSEQ]は、キーの列の位置を数値(5列のうちの2列めなど)で示したものです。

  • [COLNAME]は、キーの列の名前です。

  • [COLNO]は、表内の列の位置を数値(7列のうちの3列めなど)で示したものです。

  • [ORDERING]には、キー内の列の順番が以下のように示されます。

  • A(昇順の場合)

  • D(降順の場合)

  • [COLCARD]は、列内の特殊な値の見積もり数を示す、更新可能な列です。

  • 標識列に対して、長さが0より大きいNULL以外のLOBの数を示します。

  • -1は、統計が収集されていないことを示します。

  • -2は、補助表の索引の先頭列に対して示されます。

キー ターゲット(SYSKEYTARGETS)

[キー ターゲット]セクションには、この索引のキー ターゲットに関する情報が表示されます。SYSKEYS表には、索引キーの各列につき1行が含まれます。

索引の隣のをクリックすると、この索引のキー ターゲットに関する追加情報が表示されます。

  • [KEYSEQ]は、索引内の列の位置を示す数値です。

  • [COLNO]は、式が単一の列である場合に、表内の列の位置を数値で示したものです。それ以外の場合、値は0になります。XML索引の場合も、このフィールドは0になります。

  • [ORDERING]には、キー内の列の順番が以下のように示されます。

  • A(昇順の場合)

  • D(降順の場合)

  • [CARDF]は以下のようになります。

  • キー ターゲットの特殊な値の数を示します。索引がノードID索引の場合は、-2になります。XML値索引の場合は、2次キー ターゲット(DOCID列)に対して統計が収集されます。XML値索引の他のすべてのキー ターゲットに対しては、-2の値が設定されます。

  • 標識列に対して、長さが0より大きいNULL以外のLOBの数を示します。

  • -1は、統計が収集されていないことを示します。

  • -2は、補助表の索引の先頭列に対して示されます。

  • [式から派生(50バイト)]は、キー ターゲット値を生成するために使用されるスカラー式のテキストを示します。XML索引の場合は、キー ターゲット値を生成するために使用されるXMLパターンが示されます。それ以外の場合は、DERIVED_FROMは空の文字列になります。

索引プラン従属関係(SYSPLANDEP)

索引の隣のをクリックすると、この索引のプランの依存関係に関する追加情報が表示されます。

  • [BNAME]は、プランが依存するオブジェクトの名前です。

  • [BCREATOR]はBNAMEに依存します。

  • BNAMEが表スペースの場合は、BCREATORはデータベースになります。

  • BNAMEがロールの場合は、BCREATORはブランクになります。

  • その他すべてのBNAMEに対しては、BCREATORはBNAMEのスキーマになります。

  • [BTYPE]は、BNAMEが示すオブジェクトのタイプを示します。

  • Aは、BNAMEが別名であることを示します。

  • E INSTEAD OFは、BNAMEがトリガーであることを示します。

  • Fは、BNAMEがユーザー定義関数かcast関数であることを示します。

  • Gは、BNAMEがグローバル一時表であることを示します。

  • Iは、BNAMEが索引であることを示します。

  • Lは、BNAMEがロールであることを示します。

  • Mは、BNAMEがマテリアライズ照会表であることを示します。

  • Oは、BNAMEがストアード プロシージャーであることを示します。

  • Pは、BNAMEが、LARGEとして定義されているか、またはDSSIZEパラメーターが定義されている区分表スペースであることを示します。

  • Qは、BNAMEが順序オブジェクトであることを示します。

  • Rは、BNAMEが表スペースであることを示します。

  • Sは、BNAMEが同義語であることを示します。

  • Tは、BNAMEが表であることを示します。

  • Vは、BNAMEが視点であることを示します。

  • [DNAME (PLAN)]は、プランの名前を示します。

索引パッケージ従属関係(SYSPACKDEP)

索引の隣のをクリックすると、この索引のパッケージの依存関係に関する追加情報が表示されます。

  • [BNAME]は、パッケージが依存するオブジェクトの名前です。

  • [BQUALIFIER]は、列の値が依存するオブジェクトのタイプを示します。

  • BNAMEが表スペースの場合、列の値はデータベース名になります。

  • BNAMEがユーザー定義関数、cast関数、ストアード プロシージャー、順序の場合、列の値はスキーマ名になります。

  • BNAMEがロールの場合、列の値はブランクになります。

  • BNAMEがその他のオブジェクト タイプの場合、列の値はBNAMEのスキーマになります。

  • [BTYPE]は、BNAMEおよびBQUALIFIERが示すオブジェクトのタイプです。

  • Aは別名を示します。

  • E INSTEAD OFはトリガーを示します。

  • Fは、ユーザー定義関数またはcast関数を示します。

  • Gはグローバル一時表を示します。

  • Iは索引を示します。

  • Lはロールを示します。

  • Mはマテリアライズ照会表を示します。

  • Oはストアード プロシージャーを示します。

  • Pは、LARGEとして定義されているか、またはDSSIZEパラメーターが定義されている区分表スペースを示します。

  • Qは順序オブジェクトを示します。

  • Rは表スペースを示します。

  • Sは同義語を示します。

  • Tは表を示します。

  • Vは視点を示します。

  • [DNAME (PACKAGE)]は、パッケージの名前を示します。

  • [DCOLLID]は、パッケージ コレクションの名前を示します。

索引スペース リアル タイム統計(SYSINDEXSPACESTATS)

をクリックすると、この索引のリアル タイム統計が表示されます。

  • [PARTITION]は、索引スペース内のデータセット番号です。区分索引スペースの場合、この値は単一の区分の区分番号に対応します。非区分表スペースの場合、この値は0です。

  • [UPDATE STATS TIME]は、SYSINDEXSPACESTATS表の行が挿入または最後に更新されたときのタイムスタンプです。

  • [TOTAL ENTRIES]は、索引スペースまたは区分内のエントリー数です(重複エントリーを含む)。NULL値は、エントリー数が不明なことを示します。

  • [NLEAF]は、索引内のリーフ ページ数です。

  • [LOADR LAST TIME]は、索引スペースまたは区分に対してLOAD REPLACEユーティリティーが最後に実行されたときのタイムスタンプです。NULL値は、索引スペースまたは区分に対してLOAD REPLACEユーティリティーが一度も実行されていないこと、またはタイムスタンプが不明なことを示します。

  • [REBUILD LAST TIME]は、索引スペースまたは区分に対してREBUILD LAST TIMEユーティリティーが最後に実行されたときのタイムスタンプです。NULL値は、REBUILD INDEXが最後に実行されたときのタイムスタンプが不明なことを示します。

  • [REORG LAST TIME]は、索引スペースまたは区分に対してREORG INDEXユーティリティーが最後に実行されたときのタイムスタンプです。NULL値は、索引スペースまたは区分に対してREORG INDEXユーティリティーが一度も実行されていないこと、またはタイムスタンプが不明なことを示します。

  • [REORG INSERTS]は、REORG、REBUILD INDEX、またはLOAD REPLACEユーティリティーが最後に実行されてから、索引スペースまたは区分に挿入された索引エントリーの数です。NULL値は、挿入された索引エントリー数が不明なことを示します。

  • [REORG DELETES]は、REORG、REBUILD INDEX、またはLOAD REPLACEユーティリティーが最後に実行されてから、索引スペースまたは区分から削除された索引エントリーの数です。NULL値は、削除された索引エントリー数が不明なことを示します。

  • [LAST USED]は、索引がSELECT、FETCH、検索UPDATE、検索DELETEで使用されたか、参照整合性制約の強制に使用された日付です。デフォルト値は0001/01/01です。

 

索引区分統計(区分索引と非区分索引)(SYSINDEXPART)

SYSINDEXPART表には、各Db2索引の物理構造と記憶域に関する情報が含まれます。

をクリックすると、索引区分に関する追加情報が表示されます。

  • [番号]は、区分索引では区分番号、非区分索引では0です。

  • [IXNAME]は、区分索引の名前です。

  • [IXCREATOR]は、IXNAMEで指定された索引の所有者を示します。

  • [CARDF]は、この索引の行数を示します。RUNSTATSが実行されていない場合、CARDFの値は-1になります。

  • [LEAFDIST]は、連続した索引リーフ ページ間の平均ページ数に100を乗算した値です。RUNSTATSが実行されていない場合、LEAFDISTの値は-1になります。

  • [FAROFFPOSF]には、最適位置から離れて配置された行の数が示されます。RUNSTATSが実行されていない場合、FAROFFPOSFの値は-1になります。

  • [NEAROFFPOSF]には、最適位置の近くに配置された行の数が示されます。RUNSTATSが実行されていない場合、NEAROFFPOSFの値は-1になります。

  • [PERCFREE]は、各リーフ ページまたは非リーフ ページに空きスペースとして残されるスペースのパーセンテージです。

  • [FREEPAGEs]は、ページを空きスペースとして残す前にロードするページ数を示します。

 

表スペース(SYSTABLESPACE)

[表スペース]には、NAMEとCREATORでソートされたSYSTABLESPACE表からの以下の列が表示されます。

をクリックすると、この表スペースに関する追加情報が表示されます。

  • [NAME]は、表スペースの名前です。

  • [CREATOR]は、NAMEで示される表スペースの所有者です。

  • [NACTIVE]は、この表スペースのアクティブ ページ数です。

  • [NACTIVEF]は、表スペース内のアクティブ ページの数を示す更新可能な列です。ページに行のフォーマットが行われている場合(行が含まれるかどうかにかかわらず)、ページはアクティブとみなされます。-1は、統計が収集されていないことを示します。

  • [BPOOL]は、表スペースのバッファー プールの名前です。

  • [LOCKRULE]は、表スペースのロック サイズです。

  • Aは任意であることを示します。

  • Lはラージ オブジェクト(LOB)を示します。

  • Pはページを示します。

  • Rは行を示します。

  • Sは表スペースを示します。

  • Tは表を示します。

  • Xは暗黙で作成されたXML表スペースを示します。

  • [LOCKMAX]は、次のロック レベルにエスカレートする前に1人のユーザーが獲得する表または表スペースのロック数を示します。

    • 0は、いずれのレベルでもロックのエスカレーションは発生しないことを示します。

    • n n(nは0より大きい数値)は、ロックのエスカレーションが発生する前に、アプリケーション プロセスが獲得できる行、ページ、またはLOBの最大ロック数を示します。

    • LOCKMAX SYSTEMの場合、-1が示されます。ロックのエスカレーションが有効になっているかどうかは、LOCKS PER TABLE(SPACE)の値を調べるとわかります。  これは、インストール パネルDSNTIPJで確認できます。

      • フィールドが0の場合、ロックのエスカレーションは発生しません。

      • このフィールドが0より大きい値の場合、LOCKMAX nと同様にロックのエスカレーションが発生します。

  • [SEGSIZE]は、セグメント化された表スペースの各セグメントに含まれるページ数を示します。0は、表スペースがセグメント化されていないことを意味します。

  • [PAGESIZE]は、表スペースのページ サイズ(キロバイト単位)を示します。

  • [NTABLES]は、表スペース内の表数を示します。

表スペース リアル タイム統計(SYSTABLESPACESTATS)

をクリックすると、この索引のリアル タイム統計が表示されます。

  • [PARTITION]は、表スペース内のデータセット番号です。この列は、表スペース内のデータセット番号とその統計をマップするために使用されます。区分表スペースの場合、この値は単一の区分の区分番号に対応します。非区分表スペースの場合、この値は0です。

  • [UPDATE STATS TIME]は、TABLESPACESTATS表の行が挿入または更新されたときのタイムスタンプです。

  • [TOTAL ROWS]は、表スペースまたは区分内の行またはLOBの数です。

  • [NPAGES]は、区分または表スペース内の、アクティブな行があるページの数です。

  • [SPACE]は、表スペースまたは区分に割り振られたスペース量(KB単位)です。マルチピースのリニア ページ セットの場合、この値はすべてのデータセットのスペース量になります。NULL値は、スペース量が不明なことを示します。

  • [DATA SIZE]は、データ行またはLOB行で行データが占有する合計バイト数です。

  • [REORG LAST TIME]は、表スペースまたは区分に対してREORGユーティリティーが最後に実行されたときのタイムスタンプです。

  • [REORG INSERTS]は、表スペースまたは区分に挿入されたレコードまたはLOBの数か、またはREORGまたはLOAD REPLACEユーティリティーが最後に実行されてから、REPLACEオプションなしのLOADユーティリティーを使って表スペースまたは区分にロードされたレコードまたはLOBの数です。NULL値は、挿入されたレコード数またはLOB数が不明なことを示します。

  • [REORG UPDATES]は、REORGまたはLOAD REPLACEユーティリティーが最後に実行されてから、表スペースまたは区分で更新された行の数です。NULL値は、更新された行数が不明なことを示します。

  • [REORG DELETES]は、REORGまたはLOAD REPLACEユーティリティーが最後に実行されてから、表スペースまたは区分から削除されたレコードまたはLOBの数です。NULL値は、削除されたレコード数またはLOB数が不明なことを示します。

  • [LOAD LAST TIME]は、表スペースまたは区分に対してREORGユーティリティーが最後に実行されたときのタイムスタンプです。NULL値は、表スペースまたは区分に対してREORGユーティリティーが一度も実行されていないこと、またはタイムスタンプが不明なことを示します。

 

表スペース区分(SYSTABLEPART)

[表スペース区分]には、Db2の表スペースの表スペース区分と動的記憶域の特性に関する情報が含まれます。

をクリックすると、表スペース区分に関する追加情報が表示されます。

  • [番号]は、区分表スペースでは区分番号、非区分表スペースでは0です。

  • [TSNAME]は表スペースの名前です。

  • [IXNAME]は、区分索引の名前です。非区分索引の場合、IXNAMEはブランクになります。

  • [IXCREATOR]は、IXNAMEで指定された索引の所有者を示します。

  • [CARD]は、この表スペースまたは区分の行数です。RUNSTATSが実行されていない場合、CARDの値は-1になります。

  • [FAR IND REF]は、最初のページから離れて再配置された行の数を示しています。

  • [NEAR IND REF]は、最初のページの近くに再配置された行の数を示しています。

  • [PERC ACTIVE]は、この表スペース区分でアクティブな表によって使用されるスペースのパーセンテージを示しています。

  • [PERC DROP]は、この表スペース区分で削除された表によって使用されるスペースのパーセンテージを示しています。

  • [PAGE SAVE]は、データの圧縮使用の結果として表スペースまたは区分で保存されたページのパーセンテージに100を乗算した値です。

  • [PERC FREE]は、各ページに空きスペースとして残されるスペースのパーセンテージを示します。

  • [FREE PAGE]は、ページを空きスペースとして残す前にロードするページ数を示します。

  • [COMP]は、区分(表スペース区分の場合)または表スペース(非区分表スペースの場合)のCOMPRESS属性がYESであるかどうかを示します。

  • Yは、表スペースに対して圧縮が定義されていることを示します。

  • ブランクは、圧縮が定義されていないことを示します。

 

表区分(SYSTABSTATS)

[表区分]セクションには、表の各区分の統計が表示されます。Db2は、RUNSTATSを実行した区分表スペースで定義された表の統計を生成します。

をクリックすると、この区分の統計が表示されます。

  • [Table]には、SYSTABSTATS表からの以下の列が表示されます。SYSTABSTATSには、区分表スペースの各区分に関する情報が含まれます。

  • [Num]は、表を含む表スペースの区分番号です。

  • [CARD]は、区分の行数を示します。

  • [NPAGES]は、この区分の行が表示されるページの合計数です。

  • [PCT PAGES]は、この表の行を含む区分における合計アクティブ ページのパーセンテージに100を乗算した値です。

  • [NACTIVE]は、この区分内のアクティブ ページ数です。

  • [PCT ROW COMP]は、区分内の合計アクティブ行数のうち圧縮された行のパーセンテージに100を乗算した値です。この値には、行の長さが元の長さよりも短い場合などにeditprocによって変換された行もすべて含まれます。

 

索引区分(SYSINDEXSTATS)

SYSINDEXSTATS表には、区分索引の各区分に関する情報が1行ずつ含まれます。

をクリックすると、索引区分の統計が表示されます。

  • [番号]は、索引の区分番号です。

  • [NAME]は、索引の名前です。

  • [OWNER]は、索引の所有者の許可IDです。

  • [FIRST KEYCARD]は、索引区分の最初のキー列にある特殊な値の数です。

  • [FULL KEYCARD]は、索引区分のキーにある特殊な値の数です。

  • [NLEAF]は、索引区分のアクティブなリーフ ページ数です。

  • [NLEVELS]は、区分索引ツリーのレベル数です。

  • [CLUSTERRATIO]には、クラスター順での索引区分の行のパーセンテージに100を乗算した値が表示されます。RUNSTATSが実行されていない場合、CLUSTERRATIOの値は0になります。

  • [KEYCOUNTF]は、この区分の行数です。

 

 

[SYSCOLDISTSTATS]には、区分索引の最初のキー列の区分につき0または1つ以上の行が含まれます。

  • [FREQUENCYF]は、COLVALUEで指定された値を含む行のパーセンテージに100を乗算した値です。

  • [COLVALUE]には、頻出値のデータが含まれます。