DFSDBH10
DFSDBH10は、OSAMバッファー ハンドラーです。VSAMバッファー ハンドラーDFSDVSM0と同じタイプの要求を処理しますが、この場合、IMSがバッファー プールを専有するため、作業を実行するために他のシステムを呼び出す必要はありません。
DFSDBH10は、DL/Iバッファー ハンドラー ルーターDFSDVBH0によって呼び出されます。以下の機能を実行します。
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範囲内のブロックからプールを検索
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データセットの最初のブロックを検索
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バッファーの所有権を解放
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特定のブロックを検索
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特定のバイト アドレスを含むブロックを検索
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新規ブロックを作成
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特定のユーザーによって変更されたブロックをすべてパージ
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バッファーを変更済みとしてマーキング
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バイト アドレスを含むブロックを検索して、変更済みとしてマーキング
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空のバッファーをマーキング
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チェックポイントの変更済みバッファーをすべて書き込み、空のバッファーとしてマーキング
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アベンドの結果としてバッファーを書き込み
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特定のバッファーを書き込み
DFSDBH10は、バッファー スチールとバッファー パージに関して他のOSAMバッファー ハンドラー モジュールと通信します。入出力要求があった場合、OSAM入出力モジュールDFSAOSxxを呼び出します。
ヒント
DFSDBH10のCPU使用量は、ジョブのOSAM活動量によって決まります。OSAMはバッファー自体を管理するため、OSAMバッファー ハンドラーはVSAMバッファー ハンドラーよりも多くの作業を処理する可能性があります。
効率的なコール パターンと適切なプール割り振りを使用することで、OSAMバッファー処理を最小化します。Data Set Characteristics(データセット特性)レポートとI/O Facility Usage(入出力装置要約)レポートをチェックして、IMSデータベースの標準的なパフォーマンス改善を実施します。
OSAMバッファー プール統計では、DFSDBH10が実行する機能の多くが集計されます。IMSメッセージ処理領域については、IMS DCMONITORまたはIMSログ レポートを使用してください。BMPとバッチ ジョブについては、//DFSSTAT DDカードをJCLに追加すると、IMSによってOSAMバッファー プール統計がジョブの最後に書き込まれます。
参考資料
詳細については、IMSのDBSOURCEライブラリー データセットを参照してください。IMSシステム プログラマーにお問い合わせください。