ILBOXDI

ILBOXDIは、DIVIDEまたはCOMPUTEによる除算処理中にコンパイル済みコードによって呼び出されるCOBOLライブラリー ルーチンです。ILBOXDIは、60桁の浮動小数点数を30桁の浮動小数点数で割って60桁の浮動小数点の商を得ます。被除数と除数は符号付き10進整数で、フィールド内で右寄せされています。

この商は、TGTのWORKING CELLSフィールド内の除数に続けて32バイトのフィールドに配置されます。符号は、被除数と除数の符号から代数的規則によって決定されます。余りは戻されません。

ILBOXDIは、演算処理の中間結果が乗算に指定された長さを超える場合に、コンパイル済みコードによって呼び出されます。また、IL30XPROサブルーチンによっても呼び出されます。

ヒント

ILBOXDIを呼び出すと、過剰にCPUが使用されることがあります。CPU属性レポートを参照して、ILBOXDIを呼び出したステートメントを判別します。

参考資料

『IBM OS/VS COBOL Subroutine Library Program Logic(LY28-6425)』