グローバル監視

iStrobeのグローバル監視を使用して、グローバル監視基準を定義または更新できます。この機能には、Strobe管理者ロールを持つユーザーのみがアクセスできます。[基準]タブを選択してレコードを管理します。[監視]タブを選択すると、監視している処理をモニターできます。

 

[基準]タブ

グローバル監視では、基準レコードの追加、編集、および削除を行うことができます。iStrobeで加えた変更は、[MNAS内基準のリフレッシュ]ボタンを使用することでアクティブなMNASへ適用できます。MVSコンソールからリフレッシュ コマンドを発行する必要はありません。

基準レコードを追加するには、以下を行います。

  1. [グローバル監視]画面で[追加]をクリックします。

  2. [グローバル監視基準]ダイアログ ボックスで、フィールドを適切に指定します。

    • [基準の処理]:作成する基準のタイプを指定します。

      • [含める]:基準に一致するジョブが監視されます。

      • [除外]:基準に一致するジョブが監視から除外されます。同じ定義の2つの基準が存在する場合、[除外]は[含める]よりも優先されます。しきい値以外のすべてのフィールドが一致する場合、それらは同じものとみなされます。

      • [除外プログラム]:特定のプログラムを監視から除外できます。これを選択すると、[システム]と[プログラム]のみ変更できます。他のすべてのフィールドは使用不可です。

    • [システム]:LPARを指定します。アスタリスク(*)をワイルドカードとして使用できます。

    • [ジョブ タイプ]:ジョブ タイプを指定します。

      • [バッチ]:指定されたバッチ ジョブが監視されます。

      • [CICS]:指定のジョブ/CICSリージョンのCICSトランザクションが監視されます。

      • [IMS]:指定のジョブ/IMSリージョンのIMSトランザクションが監視されます。

    • [プログラム]:除外プログラムに使用します。ここで指定するプログラムは除外されます。

    • [ジョブ名]:ジョブ名を指定します。アスタリスク(*)をワイルドカードとして使用できます。

    • [ステップ名]:ステップ名を指定します。アスタリスク(*)をワイルドカードとして使用できます。

    • [プロシージャー ステップ名]:プロシージャー ステップ名を指定します。アスタリスク(*)をワイルドカードとして使用できます。

    • [% CPU時間しきい値]:この値は、Strobeで定義されたデフォルトのしきい値を上書きします。ブランクの場合は、Strobeのデフォルト値が使用されます。CPU時間のパーセンテージが既存の平均値をこのパーセンテージ分上回ると、ACTIVE測定とQUEUED測定がトリガーされます。このフィールドは、バッチ ジョブの[含む]基準でのみ使用できます。

    • [% 経過時間しきい値]:この値は、Strobeで定義されたデフォルトのしきい値を上書きします。ブランクの場合は、Strobeのデフォルト値が使用されます。経過時間のパーセンテージが既存の平均値をこのパーセンテージ分上回ると、ACTIVE測定とQUEUED測定がトリガーされます。このフィールドは、バッチ ジョブの[含む]基準でのみ使用できます。

    しきい値は、Strobeパラメーターに設定されています。iStrobeでしきい値を定義した場合、これらのフィールドは特定の基準エントリーのStrobeパラメーターを上書きします。

    しきい値パーセンテージ動作の例

     設定

     GM_CPU_THRESH

     GM_ELAPSE_THRESH

     75, 75  CPU時間を上書き  経過時間を上書き
     0, 75  GM_CPU THRESHを使用  経過時間を上書き
     75, 0  CPU時間を上書き  GM_ELAPSE_THRESHを使用
     ブランク(空白)  GM_CPU THRESHを使用  GM_ELAPSE_THRESHを使用
     0, 0 測定中断
  1. [OK]をクリックします。

基準レコードを編集するには、以下を行います。

編集可能な基準レコードは、ジョブ タイプがバッチのもののみです。

  1. [グローバル監視]画面で基準レコードをクリックして選択します(行が強調表示されます)。

  2. [編集]をクリックします。

  3. [グローバル監視基準]ダイアログ ボックスで、フィールドの内容を編集します。

  4. [OK]をクリックします。

基準レコードを削除するには、以下を行います。

  1. [グローバル監視]画面で削除する基準レコードをクリックして選択します(行が強調表示されます)。

  2. [削除]をクリックします。

  3. 選択されている基準レコードを削除する場合は、[はい]をクリックします。レコードが削除されます。

MNAS内の基準をリフレッシュするには、以下を行います。

[MNAS内基準のリフレッシュ]をクリックすると、MVSコンソールからリフレッシュ コマンドを発行することなく、この画面の変更(追加、編集、削除)を適用/リフレッシュします。
  1. 上記の変更(基準レコードの追加、編集、削除)のいずれかを行います。

  2. [MNAS内基準のリフレッシュ]をクリックして、これらの変更をStrobeグローバル監視コンポーネントに適用します。

  3. システムがStrobe for Sysplexの一部である場合、[MNAS内基準のリフレッシュ] の下に切り替えスイッチが表示されます。

-- 切り替えスイッチをオフにした状態で [MNAS内基準のリフレッシュ] をクリックすると、接続しているシステムのみがリフレッシュされます。

-- 切り替えスイッチをオンにした状態で [MNAS内基準のリフレッシュ] をクリックすると、Strobe for Sysplex内で定義されているすべてのシステムが、各Strobeシステムで一致する基準データセット名に対してリフレッシュされます。

 

[監視]タブ

[監視]タブでは、現在監視している処理をモニターできます。

 

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