DFSDVBH0

DFSDVBH0は、DL/Iバッファー ハンドラー ルーターです。バッファー処理サービスに対するすべての要求は、このモジュールによって経路指定されます。要求のタイプに応じて、このモジュールは、OSAMバッファー ハンドラー(DFSDBH10)、VSAMバッファー ハンドラー(DFSDVSM0)、OSAM順次バッファー ハンドラー(DFSSBCI0)といったモジュールを単独または組み合わせて呼び出します。たとえば、あるバッファーを検索する要求は、あるバッファー ハンドラーに経路指定されます。ブロック レベルのデータ共用環境ですべてのバッファーを無効にする要求は、すべてのバッファー ハンドラーに送られます。

DFSDVBH0は、バッファー ハンドラー統計に対する要求を処理します。個別のバッファー ハンドラーから統計を収集して、呼び出し元に返します。要求があった場合、統計を印刷レポート形式にフォーマットします。

また、DFSDVBH0は、/STOP REGION ABDUMPコマンドが発行された領域内でランナウェイ コールをキャッチします。

ヒント

DFSDVBH0の作業量は、個別のジョブやトランザクションのコール パターンと入出力パターンによって決まります。バッチおよびBMPジョブで、通常CPUの5~10%がこのモジュールで使用されます。

さらに詳細な分析が必要な場合、個別のバッファー ハンドラーを分析して、その作業内容を確認することが最適な方法です。DFSDVSM0とDFSDBH10の詳細レポートを指定して、使用量が最大であるサブルーチンを識別してください。

バッファー ハンドラーとルーターによって実行される全機能のリストは、PSTフィールドPSTFNCTNの値x'DB'からx'FFで確認できます。

参考資料

詳細については、IMSのDBSOURCEライブラリー データセットを参照してください。IMSシステム プログラマーにお問い合わせください。