ルールの概要

Fault Analyticsで使用するルールには、イベント ルールと重複イベント ルールの2種類があります。イベント ルールは、ルール条件が満たされたときにアクションを実行するために使用されます。重複イベント ルールは、一定期間、後続する同様のイベントを抑制するために使用されます。この2種類のルールを活用して、特定の障害イベントが30分以内に3回発生した場合に通知を配信する、特定のプログラムのすべての障害を抑制する、特定のイベント フィールド値を設定する、または電子メールを送信する、といった処理を指定することができます。

「イベント ルール」では、一連の条件を定義し、それらの条件が真である場合に処理する後続アクションを定義します。条件は、フィールド名、演算子、リテラル、およびしきい値(特定の期間内にすべての条件を満たすイベントが何回発生するか)で構成されます。アクションは、既存フィールドへの値の割り当て、配布リストへの通知メールの送信、イベントの処理または削除、またはユーザーが作成した一時フィールドへの値の割り当てから構成されます。

「重複イベント ルール」では、基準セット(イベント タイプ、フィールド、および期間)を定義し、それと同じ値を持つ後続のイベントを抑制するアクションを定義します。重複イベント ルールを使用すると、特定のイベントの最初の発生を処理して、その後の一定期間、指定した重複ルール条件を満たす後続イベントをすべて抑制することができます。

イベント ルールの要素

  • 条件は、フィールド名、演算子(equals、startswith、containsなど)、ブール論理、リテラルで構成されます。

  • アクションは、条件がtrue(真)の場合に実行されます。(たとえば、イベントを処理したり、イベントを削除したり、通知メールを送信したりします)。

重複イベント ルールの要素

  • すべてのイベントを評価するか、選択したイベントのみを評価するかを選択できます。

  • イベント間で共通のフィールド名を評価対象に選択できます。

  • 重複イベントが最初に発生してから抑制される期間を指定できます。

 

関連トピック

ルールの新規作成
ルールの編集
ルールのコピー
ルールの削除
ルールのテスト
ルールのアクティブ化/非アクティブ化
ルール順序の変更