資源要求分布レポートの分析

待ち時間のほとんどがファイルに関係付けられる場合には、データセット特性レポートでバッファー、ブロック サイズ、CI/CA分割、およびEXCPカウントを検証します。

待ち時間のほとんどが .FILEMGTに関係付けられる場合は、以下を調べてください。

  • モジュール別待ち時間レポートで、待機状態が検出されたモジュールの機能説明を確認します。

  • CPU待ち時間属性レポートで、待ち時間と関連する機能を呼び出したトランザクションとモジュール(ファイルをオープンおよびクローズするトランザクションとモジュールなど)を調べます。

[実行時の活動の分布状況]グラフを使用すると、タスクやファイルがいつビジー状態だったかがわかります。

  • このレポートの縦軸にブランク スペースがある場合には、テープ マウントの待ち時間が原因であることがあります。テープ活動(ボリュームの終わり、オープン、クローズなど)に待ちが発生しているかどうかを確認するには、モジュール別待ち時間レポートを調べます。また、どのファイルが待ちと関連しているかを確認するには、入出力装置使用レポートを調べます。この待ち時間は、テープ ドライブを追加することで短縮できる場合があります。

  • 複数のファイルが同時にビジー状態であることがレポートに示されている場合、資源要求分布レポートを調べ、これらのファイルが待ちを発生させているかどうかを確認します。これらのファイルが待ちを発生させている場合には、入出力装置使用レポートを調べてこれらのファイルが同じパックに存在するかどうかを調べます。これらの条件が満たされる場合、またファイルが順次アクセスされる場合、1つまたは複数のデータセットを異なるパックに移動させて、この競合を解消します。