ファイル統計

[ファイル統計]は、データセットの応答時間統計の一部を示します。値は、マイクロ秒単位で示されます。

  • [RESP]には、平均入出力応答時間が表示されます。[MSR]フィールドで報告された値と共にこの値を検証すると、データセットによるキャッシュの使用を確認できます。一般的に、平均応答時間が25を下回る場合、データセットがキャッシュされたことを示しています。

  • [PEND]には、平均保留時間が表示されます。この値は、装置への接続待ちに使用された平均時間を示します。

  • [IOSQ]には、入出力スーパーバイザーの平均待ち時間が表示されます。この値は、他のシステムからの操作のために装置がビジー状態の間に、入出力操作中のサービス待ちに使用された平均時間を示します。

  • [DISC]には、平均切断時間が表示されます。この値は、データセットが常駐する装置がチャネル サブシステムから論理的に切断された平均時間を示します。平均切断時間が短い場合、通常はデータセットでのヒット率が適切であることを意味します。

ヒント:[IOSQ]、[PEND]、および[DISC]フィールドの値が大きい場合、このボリューム上の他のデータセットまたは3390ストリングのキャッシングが不十分な可能性があります。大きいとみなされる値は、サイトのサービス レベル目標によって決定されます。たとえば、特定のDASDボリュームの応答時間のサービス レベル目標が10ミリ秒であるとします。そのボリュームのデータセットの平均応答時間が25ミリ秒であれば、そのデータセットの応答時間は長いとみなされ、調査が必要です。

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