BatchPipes

データセット特性レポートのこのセクションは、BatchPipesサブシステムで処理されたデータセットの場合に表示されます。

メモ:BatchPipesサブシステムで処理されたデータセットの場合、データセット特性レポートの[Buffer Number]カラムには、パイプが保持できるレコード数(パイプの深さ)が表示されます。

  • [待ちカウント]には、パイプが満杯(書き込みジョブの場合)または空(読み取りジョブの場合)のいずれかであったために、ジョブ ステップが待機した回数が表示されます。

  • [待ち時間]には、満杯のパイプ(書き込みジョブの場合)または空のパイプ(読み取りジョブの場合)で待機していた合計時間が表示されます。

ヒント:このフィールドの値が大きい場合は、1つまたは複数のパイプ パートナー間で処理の不均衡が発生していることが考えられます。たとえば、読み取りジョブがパイプからレコードを読み取る速度が、書き込みジョブがレコードを書き込む速度よりも速い場合には、パイプラインの均衡を図る方法を検討してください。詳細については、『IBM BatchPipes/MVS Users Guide and Reference』を参照してください。

  • [Wait-for-Open-time]には、パイプ パートナー(書き込みジョブまたは読み取りジョブ)がアクティブになるまで待機した合計時間が表示されます。このフィールドの値が0の場合、フィールドは表示されません。

  • [パイプ パートナー]には、測定対象のジョブの読み取りまたは書き込みパートナーとして指定されているジョブ名が表示されます。パイプ パートナーがBatchPipePlex(SmartBatch環境のみ)の別のシステムで実行された場合は、システムIDも表示されます。このフィールドには、最大4つのパイプ パートナーが表示されます。測定セッション中に5つ以上のパイプ パートナーが監視された場合は、「more than four pipe partners exist」と表示されます。

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